この頃、セキュリティ界隈で
狙われるクラウド、恐喝の手口は悪質化 2022年のセキュリティ動向予測(2/2 ページ)
AIを制する者がセキュリティを制す
ディープフェイクやAIなどの先端技術を駆使したサイバー犯罪も増えるかもしれない。動画メディアの英Infosecurity Magazineによれば、2019年にはAIを使ってCEOをまねした電話の声に従業員がだまされて、多額を送金してしまう事件が発生した。
ディープフェイクを使えば本物そっくりの顔や声で相手をだますことも可能だ。「2022年はディープフェイクを攻撃に利用するハッカー集団が確実に増えるだろう」とサイバーセキュリティ企業・米Rapid7のアロン・アーバッツ氏は言う。
一方で、AIはセキュリティ対策にも活用できる。普段と異なる不審な挙動パターンを洗い出すといった利用法が期待できるが、攻撃側も対策をかわす目的でAIを利用する可能性があり、この分野もいたちごっこが続くかもしれないと、米Forbesは予想する。
「ゼロトラスト」がセキュリティ対策の鍵に
こうした進化を続けるサイバー攻撃に対抗する手段として注目されるのが「ゼロトラスト」などのセキュリティ対策だ。ゼロトラストでは、ネットワークの内側にいようと外側にいようと、全てのユーザーとデバイスを信頼できないものと見なして、会社のリソースにアクセスする前に認証を行う。
米Trend Microは併せて、従業員がオフィスと在宅で勤務するハイブリッド環境を念頭に置いたアクセス管理や、サーバセキュリティ対策の強化などを提言している。
セキュリティ対策にもクラウドを利用する企業は増える見通しで、ゼロトラストネットワークアクセスや、クラウド経由のSecure Web Gateway、Cloud Access Security Broker、サービスとしてのファイアウォールといった対策を採用する企業は、2024年までに30%に達するとテクノロジー系調査会社の米Gartnerは予想している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この頃、セキュリティ界隈で
海外のセキュリティ関連ニュースを追い続けている鈴木聖子さんによる、最近のセキュリティニュースブリーフィング。隔週でお届けします。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR