立ちどまるよふりむくよ
Apple最後のデジカメを再起動したらMac Studioの祖先まで巻き込んだタイムトラベル的結末に(2/5 ページ)
QuickTake 200を見てみる
ではその3代目、QuickTake 200の現物を見ていこう。
底面をみると、三脚穴の上に、型番が記されている。そこにはDS-7と、富士写真フイルムの原型とされるDS-8の1つ前の製品名が入っているのがおもしろい。そして、これはMade in Japanだ。日本で製造されたApple製品といえば、ソニーが作ったPowerBook 100がよく知られているが、ちょうど手元にあったので見てみたら、やはりMade in Japanになっていた。
では正面から改めて見てみよう。センターやや上に、6色リンゴの旧Appleロゴが刻印されているが、それ以外は「クリップイット DS-8」とほぼ同じだ。
35万画素CCDを搭載しており、ちゃんとExif対応のJPEGで、640×480ピクセルで記録されている。記録画素数はQuickTake 100および150と変わらない。
双眼鏡のようなスタイルの初代モデルと違い、QuickTake 200は驚くほど現代のデジカメスタイルに近い。このまま外で撮り歩いても違和感ないだろう。
QuickTake 200が発売されたのは1997年2月。AppleがNeXT買収を決めた頃だ。その後、スティーブ・ジョブズがギル・アメリオを追い出して実権を掌握すると、NewtonやLaserWriterなどとともに、QuickTakeは切り捨てられた。
バッテリーは単三乾電池×4。入れてスイッチを入れてみると、ちゃんと起動した。再生モードにすると、以前撮影したであろう写真が何枚か写っている。日付を見ると、1996年となっている。発売日の前年だが、おそらく日付の設定をちゃんとやっていなかったのだろう。しかし、そこにはまだ新築からそう日が経ってない我が家が記録されている。自分の正面写真、黒猫のボケた写真、食卓でこちらを見ている妻の顔がある。
これはちゃんとライブラリに保存しておきたい、代え難い貴重な思い出だ。
しかし、ここで問題が浮上する。データの転送方法だ。QuickTake 200には3つの方法が用意されている。RCA端子があるので、そこからビデオ信号としてキャプチャーすること。独自のデジタル端子でMacにマウントして転送する方法(ダイヤルにPCモードというのがある)。そして、記録媒体をUSBカードリーダーで読み込むやり方だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
立ちどまるよふりむくよ
過去を振り返りまくる連載。音楽、映像、コンピュータ、テクノロジーをタイムトラベルしながら新たな発見をしていく。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
携帯各社、熊本の一部で通信障害 震度7の地震で 他社回線につながる「JAPANローミング」開始【追記】
-
8
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
9
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR