知らないと損!?業界最前線
世界トップ「ルンバ」、猛追の中国勢から市場を守れるか 23年ロボット掃除機トレンド(5/5 ページ)
日本市場向けのモデルも登場
また中国勢ではエコバックスなどの大手に加えて、アフターコロナで続々と日本市場に参入を始めている新興メーカーも注目しておきたい。
その1つがスイッチボットだ。日本ではスマートホーム向けデジタルのガジェットで知られるが、22年6月にロボット掃除機市場に参入。アマゾンや直販での取り扱いをスタートしている。そして23年4月に日本市場向けとして、小型のロボット掃除機「SwitchBot K10+」(直販価格6万8800円、Makuakeの先行割引あり)を発表。クラウドファンディングサイトMakuakeにて先行予約発売をスタートしている。
小型のロボット掃除機はこれまでに日立が「minimaru(ミニマル)」を発売しており、現在も在庫限りだが販売が続いている。ロボット掃除機本体の直径サイズが小さくなると収集できるゴミの量が減るといった課題があったが、「SwitchBot K10+」はゴミ自動収集ステーションを採用することで、収集できるごみ量の問題を解決している。
このほか、シャオミブランドで長く販売していた中国のドリーミーのロボット掃除機も、日本国内での流通がスタート。現在はアマゾンでの通販のみだが、今後、本格的に日本市場での展開を予定しており、大手量販店での取り扱いも計画されているそうだ。
日本国内はもとより、グローバルでも急成長が期待されているロボット掃除機市場。それをけん引するのが、ルンバと中国勢のロボット掃除機であることはもはや間違いない。現段階でのトップシェアはアイロボットのルンバで、それを、エコバックスをはじめとする中国勢が追っている状態だ。
これまでの日本市場においても、知名度やブランド力は圧倒的にルンバだった。しかし、その状況に変化が訪れ始めている。エコバックスの高級モデルが支持されるようになり、知名度もアップ。また他メーカーの認知度も拡大している。
もちろん新興メーカーは特に日本市場への対応などの面で、サポートや販売などにまだ課題はある。いまはまだアイロボットとの差があるものの、中国メーカーのロボット掃除機に対する「安かろう悪かろう」のイメージは払拭され始めているのだ。
躍進する中国勢に対して、昨年アマゾンに買収され、傘下に入ったアイロボットは中国勢の猛攻をかわしてシェアを守りきれるのか。今年が大きな勝負の年になりそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
知らないと損!?業界最前線
コロナ禍によるライフスタイルの変化や各種原材料費の高騰、またデジタライゼーションやDXの波など、ビジネス界を取り巻く変化はより一層大きなものとなっています。常に新しい変化が求められる中で生まれる各業界の最新情報やトレンドを、さまざまな識者の視点でお届けします。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR