Stable Diffusionを手元で動かしたい! 画像生成AIを動かすならどんなPCを選んだらいい?(1/4 ページ)
ChatGPTと並んで進化が著しいのが画像生成AIだ。画像生成AIは、クラウドで動かす「Midjouney」や「DALL・E 2」のほかに、オープンソースの「Stable Diffusion」が有名。そしてStable Diffusionは、Googleのクラウドサービス「Colaboratory」などでも動かせるが、やはり手元のPCで動かせたら、自由度が高い。
しかしどんなPCがあれば、Stable Diffusionのような画像生成AIを動かせるのか? 画像生成用にPCを選ぶなら、何に注意したらいいのか? 聞き手の編集部サイトウは、PCを自作したのはもう20年以上前。今のPCがどうなっているのか、全く分からない。そこで、画像生成AI向けPCの要諦を、マウスコンピューターのマーケティング本部製品部プロダクトマネージャーである林田奈美氏に聞いた。
画像生成AI向けPCの最重要ポイント
林田さん、よろしくお願いします。ズバリ、画像生成AI向けにPCを作ったり選んだりするために、最も重視すべきポイントはどこでしょうか?
一番重要なのはグラフィックスカード、特にカードのメモリの搭載量が重要です。データを展開するためのメモリが多いほうがよい。
NVIDIAのチップに搭載されているコアで計算を行うときには、チップに搭載されているメモリを使います。でもPCのメモリは増設できるけど、グラフィックスカードのメモリは増設できないんです。
なるほど。メモリ容量が大事なんですね。でもどのくらいを目安に考えたらいいんでしょう?
例えば、「GeForce RTX 4090」は去年の秋に出た一番いいカードなんですが、グラフィックスメモリが24GB……。
ちょ、ちょっとまってください。4090って型番ですよね。どういう位置づけなんですか?
3000、4000という4桁の数字が世代を表していて、後ろの2桁がグレードを表します。「90」と付くのはNVIDIAのチップを載せたカードで一番上のモデル。4090は、最新世代の最上位グレードですね。
やっぱりすごいカード? なんでしょうか。
カードだけで30万円とかします! 置いてはあるけど、あんまり売れないスーパーカーのようなものです。
4090なんて、ゲーム用途ではオーバースペックだけど、実は最近けっこう売れています。今の流れを考えると、画像生成AI向けにお仕事や趣味で使われている人が多いんじゃないでしょうか。
カードだけで30万円ですか! それってPC全体だといくらになるんですか?
カードだけで30万円なので、PCにすると60、70万円になってしまいますね。
ちょ、ちょっと高すぎ……。PCって10万円くらいで買えるものかと思っていました。ゲーミングPCでも15万とか20万円とか? もう少しグレードを落とすとどうなるんでしょう?
画像生成にかかる時間をどこまで許容するかになります。一晩かかってもいいなら、低いスペックのものでもいいでしょう。でも仕事で、画像生成AIを使って背景や架空のポスターとかを作るなら、それなりのスペックのPCが必要になると思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
7
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR