「Pixel Tablet」を使ってみた “巨大Nest Hub”は普通に便利、ただし気になるところも……(3/4 ページ)
これは「デザインの敗北」……?
ただし、気になる点も少なからずある。Pixel Tabletにはオプションとして専用ケースが用意(1万2800円)されているが、もしホルダーとの着脱を頻繁にするつもりなら、購入をオススメしておきたい。というのも、ホルダーへの装着にだいぶコツがいるのだ。
ホルダーは傾斜が強く、Pixel Tablet側にもホルダーにうまくドッキングさせるためのガイドが磁力以外存在しない。しかも、「接地面から浮いている場所」がホルダーとの接続場所なので、きちんと位置を狙わないと一発でドッキングできないのだ。Nest Hubとのデザイン的一体感を優先したのだろうが、残念ながら「見た目はスマートなのに使い勝手はそうでもない」になってしまっている。
ケースには、ホルダーの形に合わせたメタルリングスタンドを内蔵している。これがガイドの役割を果たし、うまく着脱できるようになっているとされている(今回貸出数の関係で借りることができなかった)。メタルリングスタンドは、タブレット単体で使う際もスタンドとして使えるので便利ではあるが、ホルダーとの装着感をタブレット単体で解決しなかったあたり、Google自ら「デザインの敗北」を宣言したようにみえてしまう。
なお、タブレットのスマートディスプレイ的なアプローチはPixel Tabletだけでなく、AmazonのFireタブレットが一足早く実現している。「Fire HD 10」などは、Qi充電に対応した専用のスタンドがオプションで用意されており、置くだけで充電され自動で「Showモード」が起動。Alexaがスタンバイする。立て掛けるだけ良いので、デザインはともかく実用面では上手くまとまっている。
また、周辺アクセサリーはちょっと寂しい。スタイラスペンの規格である「USI 2.0」に対応していたり、背面に専用端子を内蔵していたりするのに、Google純正ではスタイラスペンもキーボードカバーも用意されていない。何ならスタイラスペンが使えることも大きくアピールしていない。ハイエンドタブレットがよく押し出す「何かを作る」というアプローチを避けているように見える。
Snapdragon 888クラスのチップに、8GBのメモリ、クオリティの高い11インチ2.5Kディスプレイを考えると少し勿体ない。今後登場する可能性もあるが、事前に告知しなかったということは、今のところ「スマートディスプレイにも変身する高性能なコンテンツ消費デバイス」と見るのが正しいのかもしれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
9
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
-
10
松本デジタル相、24.6万件漏えい可能性について説明 「既知の脆弱性を対応前に悪用」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR