悩める自治体の情報管理 現実ベースのセキュリティ
自治体ではどんなインシデントが発生しやすい? 総務省に聞く自治体セキュリティのトレンド(2/3 ページ)
クラウド設定ミスはレア 理由は「クラウド主流でない」
人的ミスとしては他にも、クラウドやサーバの設定ミスで、個人情報などが外部から閲覧できてしまうトラブルも挙げられる。ただし、自治体においては「クラウドに重要な情報を乗せるというのが主流になっていないため、そのような事案はほとんど聞かない」(デジタル基盤推進室)という。
とはいえ、現在はデジタル庁を中心にガバメントクラウドの活用と導入が進んでいる。一方、多くの自治体はまだ過渡期にある状態で、今も特に重要なシステムはオンプレミスで運用しているという。今後、ガバメントクラウドの導入が進めば、設定ミスをいかになくしていくかが課題になるかもしれない。
数少ないサイバー攻撃 起きやすいのは委託先へのランサム攻撃
ミスが原因のインシデントに比べて、第三者によるサイバー攻撃で業務に影響が出ることは、現状では少ないとしている。ただし、全くないわけではない。特に、ランサムウェアを使った攻撃はここ数年で増えていると認識しているという。
デジタル基盤推進室によると、自治体が直接ランサムウェアを使った攻撃を受けることは少なく、どちらかというと委託先企業がターゲットになるケースが多いという。
攻撃を許す原因としては脆弱性の放置を挙げた。システム上に存在する脆弱性を放置した結果、ランサムウェアを仕込まれたケースや、個人情報に不正アクセスされたケースなどがあったという。
デジタル基盤推進室によると、「日々数多くの脆弱性情報が公開される中で、常に最新の情報を追っていくのが、当然やらなければいけないことだが抜け落ちてしまうということが実際あると思う」という。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
3
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
4
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
9
松本デジタル相、24.6万件漏えい可能性について説明 「既知の脆弱性を対応前に悪用」
-
10
デジタル庁に不正アクセス、個人情報24.6万件漏えいか 各府省庁の職員情報など
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR