Cloudflareで起きた約40時間の障害、原因はデータセンター事業者の不手際?(2/2 ページ)
復旧に時間要した原因は Cloudflareの推測
Cloudflareは「公式な確認は得られておらず、Flexentialの従業員から受けた非公式な共有に基づく推測」と前置きの上で、復旧が遅れた背景も説明している。電源の復旧を妨げた要因は3つ。
(1)故障により本来流れるべきでない箇所に電気が流れており、回路が遮断されたため、手動で復旧する必要があった、(2)Flexentialのアクセスコントロールシステムもオフラインになっていた、(3)当時現場には警備員と勤務開始から1週間程度の技術者しかおらず、電気設備のエキスパートが不在だった──ことから、すぐに電源を復旧できなかったという。
結局、Flexentialが発電機を再起動したのは2日午後12時28分。しかし施設内のブレーカーが故障しており、予備の部品も足りなかったため、Cloudflareは欧州にある災害リカバリー用の拠点でサービスを提供することに。
リカバリー用の拠点を使ったサービス提供は午後1時40分から開始できたが、これまでの障害によって失敗していた大量のAPIコールが発生。リクエストを制御するためにレート制限を設けざるを得なかった。また、災害復旧サイトで新製品など一部サービスを提供する体制がまだ整っておらず、改めて実装する手間がかかったという。
その後、休憩などを交えつつPDX-DC04の復旧に当たり、4日午前4時25分ごろまでに問題を修正したという。Cloudflareは「一般に提供するすべての製品と機能には、テスト済みの信頼できる災害復旧計画が必要」「主要なデータセンターの徹底的な監査と、それらが当社の基準に準拠していることを確認できる再監査計画が必要」など、複数の反省点があったとし、今後より厳密なテストによって再発を防ぐ方針を示している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
5
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
6
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
9
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
10
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR