最強タッグ「OpenAI+Microsoft」を追いかけるAWS 勝機は“選べる自由”にあり(2/5 ページ)
AWSといえば膨大な演算能力 NVIDIAとも親密アピール
そんな生成AIについて、セリプスキーCEOは「3つのレイヤーがある」と話す。
1つは学習や推論を行うための「コンピューティングプラットフォーム」としての役割だ。大量のGPUや推論用のプロセッサなどを用意し、高い演算能力を必要とする生成AIの開発について、全ての企業が自前で演算インフラを用意するのは無理がある。AWSのような存在は「必要な時に必要な『火力』の提供」を期待されるものだ。
今回も、ArmコアCPUを使った高速演算CPUである「Graviton 4」やAIの学習を高速化する「Trainum 2」など、独自設計によるプロセッサ群が発表されている。特に、2024年提供開始が予定されているTrainum 2は最大65エクサFLOPSの演算能力を持ち、3000億パラメーターという大規模なLLM(大規模言語モデル)の学習をする場合でも、必要な期間を「数カ月から数週間に短縮できる」(セリプスキーCEO)という。
また、基調講演にはNVIDIAのジェンスン・フアンCEOがサプライズ登壇した。
今回NVIDIA・フアンCEOが登場したのは、両社の関係がハードウェアの提供のみならず、ソフトウェアにも拡大したためだ。NVIDIAのAIソフトウェアライブラリがAWSを介して顧客に提供されることになる。
AWSは2010年からNVIDIAのGPUを演算資源として提供し続けており、お互いに非常に重要なパートナーでもある。セリプスキーCEOも「われわれが最初にNVIDIAのGPUインスタンスを提供した」と関係の深さを強調する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
グッスマ、顧客の2800人のカード番号全16桁+セキュリティコードなど流出か 下4桁は40万枚分
-
2
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
3
松屋の公式アプリとWebサイトが停止 不正アクセスを検知、モバイルオーダーや弁当予約も使えず
-
4
「PayPay連携の銀行から、お金全部盗られた」被害報告……原因と対策は? PayPayに聞いた
-
5
ベネフィット・ワンの委託先に不正アクセス セゾン会員向け優待サービスで約2.9万人分の個人情報漏えい
-
6
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
7
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
8
ANAの予約情報に不正アクセス、JALと同じ委託先経由で 個人情報をのぞき見た痕跡も
-
9
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
10
渦中のGMO、熊谷代表の発信は“火に油”か? 「経営トップが自ら広報」の功罪
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR