知らないと損!?業界最前線
家電メーカー、円安のダメージは? 現状と対策を聞いた(6/6 ページ)
指定価格制度は、他メーカーも関心を示す
今回の取材では、指定価格制度に対する反応もあった。シャープは、為替変動に関しては影響があるものの為替予約等で対応しているとしたうえで、指定価格制度については他社の動きを注視しているとした。また三菱電機は、現時点では指定価格制度の導入は考えていないものの、市場環境に応じて新商品導入時などに適宜見直しを図っていく、と回答している。
すでに大手2社が指定価格制度の導入を始めた今、他のメーカーもそれに続く可能性は高そうだ。ただし海外生産の場合は、販売状況に応じて細かく生産計画を調整できないことから、生産調整のできる国内生産品の上位モデルのみという、日立GLSのスタイルになりそうだ。
23年の家電市場はJEMAの数値のとおり前年割れで、各社の決算を見ても売り上げや利益は前年比でマイナス、もしくは微増といった状況だ。23年も年末となり、ゆっくりと円安傾向が緩和し、円高に向かっているが、24年どうなるかはまだ分からない。
国内の家電販売は、まだしばらくは厳しい状況が続きそうではあるが、円安によるダメージに対しては、各社すでに手を打ち、大きなダメージからは復調しているようだ。今後、国内生産の強化や海外市場の開拓、そして新しい販売施策の導入などが広がり、家電市場が再び盛り上がることを期待したい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
知らないと損!?業界最前線
コロナ禍によるライフスタイルの変化や各種原材料費の高騰、またデジタライゼーションやDXの波など、ビジネス界を取り巻く変化はより一層大きなものとなっています。常に新しい変化が求められる中で生まれる各業界の最新情報やトレンドを、さまざまな識者の視点でお届けします。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
7
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR