庵野氏がSlackフル活用、Confluenceには100GBの設定資料――「シン・エヴァ」制作支えたITシステム(2/4 ページ)
ネットワークは1Gbps→10Gbpsに 自前の“データセンター”も
まず、社内のコアネットワークを1Gbpsから10Gbpsに引き上げた。また、プロジェクトごとにストレージを買い足していたことで散在していたデータを集約するため、Dell EMCのスケールアウト型ストレージ「Isilon H400」を導入しつつ、災害に強い地域を選んでバックアップサーバを配置した。これにより、カラーの社内データだけでなく、1PBにおよぶ「新劇場版」シリーズの全データに高速アクセスできるようになった。
データ増大に伴うコスト拡大を抑えるべく、参照する機会が少ないデータは「アーカイブストレージ」に分けて保存。アクセスする機会はほぼないものの保存が必要なデータは、LTO(磁気テープ)に保管するという3段階の仕組みを整備した。
スタッフのアカウント管理にはMicrosoftの「Azure AD」(現Microsoft Entra ID)を導入。Google Workspaceと連携させ、システム管理者のコストを削減したという。
カラー社内にはサーバルームもあったが、サーバ増設に伴って排熱が追いつかなくなり、移設が必要になっていた。データセンターやクラウドを利用する手もあったが予算に収まらなかったため、“自前のデータセンター”を作ることに。オフィスと別の場所を借り、高速の光ネットワークを敷いてサーバを設置できるよう床上げを行い、空調も工事してサーバを据え付けたという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
「自分の個人情報が漏えいした……どうすれば?」 IPAが対処法公開
-
10
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR