Meta、無料で商用可の新LLM「Llama 3」、ほぼすべてのクラウドでアクセス可能に
米Metaは4月18日(現地時間)、オープンソースのLLMの最新版「Llama 3」を発表した。80億パラメータと700億パラメータの2モデルで、いずれもほぼすべての主要クラウドサービス(AWS、Databricks、Google Cloud、Hugging Face、Kaggle、IBM WatsonX、Microsoft Azure、NVIDIA NIM、Snowflake)で間もなく利用可能になる。
昨年リリースの先代「Llama 2」にも700億パラメータモデルはあったが、Llama 3は4000億パラメータの高密度モデル(こちらはまだ公開されていない)のトレーニングも継続中だとマーク・ザッカーバーグCEOは語った。
トレーニングデータセットは、Llama 2よりも7倍大きく、4倍のコードが含まれている。英語以外での利用に備えるため、データセットの5%以上が非英語データで構成されている。データは「公開されているソースから収集された15兆以上のトークン」でトレーニングしたという。
また、トレーニング後の手順の改善により、誤った拒否率(特に問題のない質問でも問題があると判断して回答を拒否する率)が大幅に減り、モデルの応答の多様性が増加したとしている。さらに、推論、コード生成、命令などの機能が大幅に向上したという。
Metaによると、Llama 3 8B(80億モデル)は、MMLU、ARC、DROP、GPQAの少なくとも9つのベンチマークで、仏MistralのMistral 7Bや米GoogleのGemma 7Bなどの他のオープンモデルを上回るという。70Bモデルは、GoogleのGemini 1.5 ProとAnthropicのClaude 3よりも一部のベンチマークでハイスコアだったという。
Metaは同日、Llama 3で構築したAIアシスタント「Meta AI」をInstagramなど同社のサービスでロールアウトした(日本はまだ)。
また、将来的にはAMD、AWS、Dell、Intel、NVIDIA、Qualcommが提供するハードウェアプラットフォームでも利用可能になる見込みだ。
Metaは「Llama 3を多言語かつマルチモーダルにし、より長いコンテキストをもたせ、推論やコーディングなどの機能全体のパフォーマンスを向上捺せ続けることが目標だ」と語った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
8
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
9
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
10
早すぎる 「めっちゃカメレオン」Switch 2版、即日10万本突破
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR