「富岳」は世界4位を維持──スパコン世界ランキング 「HPCG」は9期連続1位
富士通と理化学研究所は5月13日、世界のスーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」で4位になったと発表した。「HPCG(High Performance Conjugate Gradient)」および「Graph500」のランキングでは、富岳が9期連続の1位を獲得している。
ドイツ・ハンブルクで開催中の国際会議「ISC High Performance 2024」で発表された。TOP500は、「Frontier」「Aurora」など米国勢が1位から3位までを占め、富岳は4位だった。
富岳が1位をとったHPCGは、産業利用などの実際のアプリケーションでよく用いられる共役勾配法の処理速度ランキング。また「Graph500」は、大規模グラフ解析に関する性能ランキングで、このうちBFS(Breadth-First Search:幅優先探索)部門で1位となった。今回は富岳の15万2064ノードを用いて16万6029GTEPS(ギガテップス)と、前回(2023年11月実施)よりも約20%性能を向上させたという。
この他、AIの深層学習で用いられる単精度や半精度演算処理に関する性能ベンチマーク「HPL-MxP」(HPL-AIから改称)は4位。1位は米国のAuroraだった。
富士通は「HPCGにおける9期連続の第1位獲得およびTOP500の第4位、HPL-MxPの第4位の性能は、引き続き富岳の世界最高水準の総合的な性能を示すもの」としている。
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