赤ちゃん置き去りも技術で防ぐ、日産の子守支援ロボ「イルヨ」を見てきた(1/2 ページ)
先週、幕張メッセで開催された「Japan Mobility Show Bizweek 2024」──その日産自動車ブースでひときわ目を引いたのが、赤い大きなぬいぐるみと小さなぬいぐるみでした。2つのぬいぐるみの正体は、子守支援ロボットの「イルヨ」です。
イルヨは、日産とアカチャンホンポの共同プロジェクトで、ハードウェア開発はユカイ工学が担当しています。大きいイルヨを後部座席のチャイルドシートにいる赤ちゃんの近くに置くと、親の声(いくつかのウェイクワード)に反応して赤ちゃんをあやしてくれます。
例えば「いないいないばぁ」というとイルヨは両手を動かして顔を隠し、「こっちだよー」というと両手と顔を動かすといった具合です。そして親の言葉を検知してくれるのが、運転席の近くに置く「ベビーイルヨ」。それだけではなく、赤ちゃんが寝ているのか起きているのかをまぶたの開閉で親に知らせてくれます。
もちろんベビーイルヨから赤ちゃんの様子は見えません。側にいるイルヨが、内蔵カメラで赤ちゃんの様子を検知してベビーイルヨに伝えます。イルヨとベビーイルヨは互いにコミュニケーションしているわけです。
まだチャイルドシートに乗せるしかない赤ちゃんを連れて車で移動する場合、運転している親は赤ちゃんをあやすことができません。そして、せっかく寝ている赤ちゃんを起こしてしまうというのは最も避けたいところ。そこに特化してサポートするロボットというのは、子育ての実態をよく分かっている素晴らしいプロジェクトだと思います。
赤ちゃんが見えなくても、その様子が分かる仕組みだから「イルヨ」。開発時に実際の親子にイルヨを試してもらったところ、赤ちゃんの9割がイルヨを注視したそうです。しかもイルヨが動くことで、半数以上の赤ちゃんの感情がポジティブになったそうで、これなら親は安心して運転できるというわけです。
そして、そのイルヨに「マダイルヨ」という新機能が追加されました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR