NEWS Weekly Top10
同じ「Deep Research」でもこんなに違う Googleは“ウェイ系陽キャ”、ChatGPTは静かでまじめ
ITmedia NEWS Weekly AccessTop10
ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は2月1~7日までの7日間について集計し、まとめた。
集計対象外だが先週は、ChatGPTに調査エージェント機能「deep research」が追加され、関連の記事も話題になった。ネット上を深く調査し、詳細なレポートを出してくれるAIエージェントで「人間が数時間かけて調査する作業を数十分で完了できる」とアピールしている。
「Deep Research」という名前の機能は、Googleの生成AIシリーズ「Gemini」にも以前から実装されている。ChatGPTのdeep research同様、調査レポートに特化したAIエージェントだ。
名前も目的も同じこの2つの機能を、同じ調査をお願いして使い比べてみた。
Googleは“ウェイ系陽キャ”、ChatGPTは静かでまじめ
調べたのは「東京から香川の1泊旅行」のスケジュール。「2月8日出発」「一定のクオリティーを保ちながら格安」「名所を一通り回りたい」という希望を出した。
それぞれ、Webの記事を詳しく検索しながら結果をまとめるため、数分程度待つ必要があるが、Googleの方が倍以上高速な印象だ。レポート内容は、Googleがやや雑、ChatGPTは遅いがとても精密、という印象を受けた。
1日のスケジュールに関しては、Googleが半日単位でざっくりとした予定を出してくるのに対して、ChatGPTは数十分から1時間単位で詳しくプランニングしてくれる。リサーチ結果の正確さは検証していないが、ChatGPTの結果はそのまま旅行プランとしてトレースして使える精密さだ。
ちなみにGoogleは、レポートの冒頭で高速バス移動を推奨したのに、その後の交通費の概算では高松空港からのリムジンバス費用を出すなど、一見して分かる矛盾もあった。
加えてGoogleは「旅行前に、香川の天気予報を確認しておきましょう」など、聞いていないことにまで口を出してくる。狙った結果を出そうと検索を繰り返していると「魅力満載のうどん県を満喫!」などノリノリのプランまで立ててくるなど、ノリで押し切る“ウェイ系陽キャ”っぽいな、と感じた。
ChatGPTは1回で必要十分な結果を出してくれたので、検索を繰り返す必要性を感じなかった。沈思黙考型で、オーダーされた内容をかみ砕いて正確なアウトプットを心掛ける、まじめなモデルだ。
使いやすさは一長一短。Googleは月額2900円(AIプレミアムプラン)で利用でき、Deep Reserach利用の回数制限がない上に検索スピードが速い。GPTのほうは月額200ドル(+消費税/日本円で約3.5万円)の最高額プランが必要で、利用は月100回まで。検索スピードはゆっくりだ。
Google GeminiのDeep Researchはスピーディーで提案力があり、回数を気にせず使える。ChatGPTは精密で的確なアウトプットを出すが、使える数が限られている。即時性や回数を求めるならGemini、丁寧な調査を重視するならChatGPTが向いていると言えそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
NEWS Weekly Top10
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
3
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
4
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
5
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
6
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
7
「対策を後回しにしたサーバが軒並み狙われている」 相次ぐ不正アクセスにラックCTOが警鐘
-
8
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
9
Anthropic、独自の“創薬活動”に着手 社員1人のバイオ企業を買収、小児難病の治療薬研究を進める
-
10
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR