3Dプリンターとプレハブ工法を融合させた「トイレ」登場 百年住宅「様々な建物へ応用できる」
建築会社の百年住宅(静岡県静岡市)は2月17日、建築用3Dプリンターの技術とプレハブ建築のWPC工法を組み合わせたハイブリッド建築によるトイレ建屋を公開した。静岡市駿河区にある「SBSマイホームセンター静岡展示場」で活用する。
3Dプリンター建築ベンチャーのセレンディクス(兵庫県西宮市)との協業で生まれた技術。堅牢さや短い工期で注目を集めながらもデザインの自由度に欠けるWPC工法の難点を、3Dプリンターを組み合わせることで解消した。
トイレは、PC(プレキャストコンクリート)パネル部材を構造躯体とし、その周囲を建築用3Dプリンターで作った“意匠の壁”で囲う構造。「これまでの鉄筋コンクリート造では困難だった円形や曲線、表面の凹凸を3Dプリンターを用いることで実現した」とという。
部材はすべて百年住宅の小牧工場(愛知県小牧市)で製作し、大型トラックで運搬した。3Dプリンターで作った部材は中空構造として軽量化し、現場で組み立てた後、中空部分に鉄筋を通しコンクリートを流し込んで連結する仕組みだ。
工期は通常の鉄筋コンクリート構造に比べて4分の1程度に短縮できた。百年住宅は「職人不足による人件費の高騰を解消し、高耐震・高耐久の性能を維持したこのハイブリッド工法は、住宅など様々な建物へ応用できる」としている。
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