走るガジェット「Tesla」に乗ってます
悩ましき“充電器ガチャ”との闘い――納車4年目のテスラで挑む、「横浜→岡山」往復1500km旅【前編】(4/6 ページ)
見掛け倒しの40kWにガックリ
勝央SAのCHAdeMOは出力40kWとは名ばかりで、最大でも25kW(70アンペア)しか出ませんでした。30分間充電しても、実質電力量12.42kWhで距離にすると約96km分です。PA/SAのCHAdeMO充電器は、得られる電力量にかかわらず時間課金制です。これで鈴鹿PAと請求金額が同じなわけですから、「責任者出てこい!」(古っ)とボヤキたくもなります。
以前、どこかのSAで出力40kW器を利用したときは、終止36~37kWが出ていたので、勝央SA充電器の個別の問題のようです。しかも、操作パネルの液晶画面を保護するアクリル板の表面が劣化しており文字等が読み取れません。
2度のミスを経て、勘を頼りに操作してなんとか充電を開始しました。こういうもろもろの不安定性や不確実性がCHAdeMOのユーザー体験をおとしめることになります。
日経新聞によると、高速道路上の充電設備を管理・運営するe-Mobility Powerでは、主要幹線から順次新設備に入れ替えたり、2025年後半に、充電量に基づく従量課金制を導入しつつ、30分上限ルールも廃止するそうなので今後に期待といったところでしょう。
9.26km/kWhの低電費を記録
結局、勝央SAには、バッテリー残22%で到着し、30分充電して40%までしか回復しませんでした。それでも200km以上は走行できるのでラーメンを食した後「おかわり充電」はせず、早々に出発しました。
1時間30分程度かけて津山城跡の石垣を丹念に見学し、国道53号線を使い岡山市の実家に向かいます。この約63kmの行程において、外気温は、11度まで下がりましたが今回の旅を通して、108Wh/km(9.26km/kWh)と最も良い電費を記録しました。
最大の要因は、途中の峠越えはあるものの、全体的には海抜100メートルの地点から、岡山平野の北に位置する海抜10メートルの実家に向かう経路であるため、下り傾向が続くからだと思われます。
実家には、バッテリー残29%で到着しました。翌日の墓参り、買い物、他界した父親が経営していた工場跡地の訪問など、翌日の予定をこなすには十分な容量を残しています。しかし、ここで母親のダメだしがさく裂しました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
走るガジェット「Tesla」に乗ってます
「iPhoneにタイヤをつけたようなクルマ」と表現されるTesla。IT・ビジネス分野のライターである山崎潤一郎が、主にデジタルガジェットとして、そしてときには、ファミリーカーとしての視点で、この未来からやってきたクルマを連載形式でリポートします。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
日本人の大腸がん、約半数に“腸内細菌の毒素”が関与 40歳以下の発症は7割 東大・阪大が200人を全ゲノム解析
-
2
「コミューン」不正アクセスでLINEヤフー、Sansan、パナソニックでも会員情報漏えいの可能性
-
3
「お前たちのクラウドはわれわれのもの」 IDCFクラウドの管理画面に出た攻撃者のメッセージ 内容に運営元は
-
4
履歴書100通に1通「AIだけが読める文字」 20万件調査でわかった“就活ハック”の手口 米研究
-
5
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
6
SBI証券、Google・Appleパスキー乗っ取り被害「確認されていない」 注意喚起は他社事案
-
7
山中で遭難の16歳少年、登山計画に生成AI「Claude」利用 救助隊は「ルートの妄信」警鐘
-
8
JR東日本、「えきねっと」「ビューカード」などで漏えいか メルアドなど最大609万件 IDCFへの不正アクセスで【追記あり】
-
9
ChatGPT、無料版を含む全ユーザーに「GPT-6」 回答内に“操作できる画面”を生成する「Intelligent UI」搭載
-
10
ブックオフに不正アクセス、最大約643万件の個人情報流出 氏名、住所、ハッシュ化パスワードなど
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR