走るガジェット「Tesla」に乗ってます

悩ましき“充電器ガチャ”との闘い――納車4年目のテスラで挑む、「横浜→岡山」往復1500km旅【前編】(6/6 ページ)

トリップアドバイザーが最適充電量と時間を計算

 前述の「充電上限設定に伴う効率」について付記しておきましょう。急速充電は、SOCの上昇に伴い効率性が悪化します。つまり、同じ時間でもバッテリーに入る電力量が少なくなっていきます。SOC80%を超えたあたりから急激に悪化します。スマホの充電にも同様のことが言えます。

【図版】10 16~60%まで充電した場合、平均出力120kW(上のグラフ)だが、80~90%だと48kWと低出力(下)。最高値も63kWに止まる

 復路の神戸北SCでは、翌日の行動を考慮し95%まで充電したため66円/kWhと高めの結果です。62円/kWhと最も安価な遠州森町SCでは、自宅まで到達できる量だけ充電すれば良いので、上限を60%に設定し充電時間14分で出発しています。これが功を奏し低コストで充電が可能となりました。自宅には、SOC17%で到着しました。

 このような、目的地までの必要にして十分な電力量や充電時間の計算は、Teslaナビの「トリップアドバイザー」が自動的に行ってくれます。他社のEVがこのような機能を備えているのかは分かりませんが、Model 3での長距離旅にはありがたい機能です。約3年前のTesla初心者だった頃、この機能のおかげで安心して遠出ができた記憶があります。

 後編は、横浜までの復路の様子を新東名高速道路の120km/h区間で意識的に制限速度上限をキープした際のハイスピード走行時の電費の話題などを盛り込みつつ、趣味の城跡巡りの写真も交えてお届けする予定です。ちなみに、スーパーチャージャーを使用せず、高速道路のSA/PAの充電器だけを利用した際のコスト比較も後編でお知らせします。

著者プロフィール

山崎潤一郎

音楽制作業の傍らライターとしても活動。クラシックジャンルを中心に、多数のアルバム制作に携わる。Pure Sound Dogレコード主宰。ライターとしては、講談社、KADOKAWA、ソフトバンククリエイティブなどから多数の著書を上梓している。また、鍵盤楽器アプリ「Super Manetron」「Pocket Organ C3B3」「Alina String Ensemble」などの開発者。音楽趣味はプログレ。Twitter ID: @yamasakiTesla

印刷する
SNSでシェア
SpecialPR

走るガジェット「Tesla」に乗ってます

「iPhoneにタイヤをつけたようなクルマ」と表現されるTesla。IT・ビジネス分野のライターである山崎潤一郎が、主にデジタルガジェットとして、そしてときには、ファミリーカーとしての視点で、この未来からやってきたクルマを連載形式でリポートします。

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

関連記事

こんなメディアも見られています

ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

メールマガジンを配信中
メールマガジンを配信中

国内外の業界動向、AIやクラウドなどの最新技術、キャリア情報など今知りたい情報をまとめてお届けします。

いますぐご登録

本日の新着記事

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ITmedia NEWS SNS

X @itmedia_newsをフォロー

インフォメーション

ITmediaNEWSをフォロー

あなたにおすすめの記事PR