AIに買い物を任せる時代へ VisaとOpenAIが提携──“代理決済”を上限設定などで安全に
米Visaは6月10日(現地時間)、米OpenAIと戦略的に提携すると発表した。AIエージェントが人に代わって行う商取引(エージェント型コマース)で信頼性の高いVisa決済を可能にするもので、Visaの決済機能をOpenAIのサービスへ統合する。
Visaは取引を支えるグローバルネットワークに加え、カード番号を別の符号に置き替えて漏えい時の悪用を防ぐ「トークン化」技術や、リスク管理機能を提供する。今回の提携により、加盟店や開発者は、代理店が始めるAIエージェントによるVisa決済をスムーズに受け入れられるようになるという。
利用者側で制御できる仕組みも備える。取引は、支払い金額の上限や利用できる加盟店の種類、支払い前に承認を求めるかどうかなど、明確に定めた権限やルールの範囲内でのみ実行する。これに加え、リアルタイムの取引承認・不正監視も組み合わせることで、セキュリティと消費者保護を実現するとしている。
提携は、Visaの決済機能を新たなデジタル環境へ広げる構想「Visa Intelligent Commerce」(2025年4月発表)の一環。両社は今後、OpenAIのプログラミング支援AI「Codex」の活用など、企業向けの用途も共同で検討する。
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