キャンメイクの“高クオリティ”「AI社員」、SNSで評価割れる「実物に近づけたAIと実物の写真は違う」(1/2 ページ)
化粧品ブランド「キャンメイク」を展開する井田ラボラトリーズ(東京都千代田区)が7月1日に公開した「キャンメイクAI社員」の動画について、SNSで評価が割れている。実在の商品を違和感なく手に持つクオリティの高さを評価する声が上がる一方、化粧品ブランドがAIで商品紹介をすることに対して否定的な声もみられた。
ブランドとして初の取り組みとなる同AI社員は、キャンメイクで実際に働く複数の社員の容姿や性格、商品への思いなどをもとに生み出したという。Instagram、X、TikTok、YouTubeの公式アカウントで、商品紹介やメイク提案について情報発信をしていく。
初公開の動画では、AI社員が実際の商品「メタルックマスカラ」を手に、自己紹介と合わせて商品の魅力を説明。「このマスカラ、束感まつ毛が簡単に作れちゃうんです」と、滑らかな動きと抑揚のある声、自然な間で話し、AI特有の不自然さを抑えた。
井田ラボラトリーズは、化粧品ブランドとして重要な「実際の使用感」の再現にもこだわったという。商品紹介動画や画像をAIで生成するにあたり、「実際に人の肌へ使用した際の色味や質感、仕上がりとのずれを最小限にするため、繰り返し検証とテストを実施」したと説明した。
XなどのSNSでは「こんな違和感なく実在の商品を持てるものなのか」「めちゃくちゃクオリティ高い」など、好意的な反応がみられた一方で、化粧品という商材の性質から、AIによる商品紹介に懸念を示す声も上がった。
Xでは「実物に近づけたAIと、実物の写真は違う」「使用感や色味のレビューは、その人の感じ方や熱量を乗せて欲しい」といった投稿がみられ、Instagramでも、「AIはメイクのリアルなテクスチャ、色味、ラメ感、肌のノリ具合はメーカーの理想であって、本当に使う消費者のリアルな体験の反映は無理なのでは」との指摘が上がった。
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