シャープ、通期純利益見通し170億円下方修正 円安など影響 AIサーバは9月に参入

 シャープは8月7日、2027年3月期の連結純利益が前期比47.3%減の250億円になる見通しだと発表した。期初予想から170億円下方修正した。樹脂・燃料の価格上昇や円安が収益を圧迫する。営業利益は190億円引き下げて300億円。売上高は1兆7700億円に据え置いた。

シャープのロゴ

 樹脂・燃料価格の上昇による営業利益へのマイナス影響を約100億円、為替影響を約90億円と見込む。同社では1円の円安が利益を約24億円押し下げるという。白物家電などを手掛けるスマートライフ事業では、部材高や円安に加え、テレビ販売の減少なども織り込んだ。

 同日発表した26年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比7.9%減の4352億円、純利益が88.6%減の31億円だった。

 一方、成長領域では9月をめどにAIサーバ事業に参入する。親会社の鴻海(ホンハイ)精密工業の調達・製造力を活用し、米NVIDIAのGPU(画像処理半導体)を搭載したサーバをシャープブランドで国内展開。売り上げの本格的な立ち上がりは27年度を見込む。

 また、鴻海との新規事業創出に向けた連携強化のため、10月に台湾の同社敷地内に新拠点を設ける。(桑島浩任)

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