「ロボットのChatGPTモーメントは近い」―─上場した中国ロボット大手Unitree CEO(1/2 ページ)
中国の人型ロボットメーカーUnitreeの王興興(ワン・シンシン)CEOは20日、ロボットの頭脳は「ChatGPTモーメント」に近づきつつあると述べた。同社は上海市場への上場で大きな注目を集めており、AI搭載ロボットという次の成長分野で主導権を握ろうとする中国の野心を鮮明にしている。
中国を代表する人型ロボットメーカーであるUnitreeの株価は20日、11%下落した。前日の上場初日には株価が約6倍に急騰しており、中国政府が強力に支援する新興分野に対し、投資家の関心が極めて高いことを浮き彫りにした。
「私たちは身体性AIにおける『ChatGPTモーメント』に向かって進んでいる」。杭州を拠点とするUnitreeの創業者兼CEO、王興興氏は北京で開かれた大規模なロボット関連会議でこう語った。
世界的なAIブームは、米OpenAIが2022年に発表した対話型生成AI、ChatGPTによって引き起こされ、これが大規模な普及を後押しする分岐点となった。一方、ロボットが実世界の環境を理解し、移動できるように設計されたAI「世界モデル」については、これと同等の転換点はまだ現れていない。
王氏は、ロボットを不慣れな環境に配置し、簡単な音声やテキストによる指示だけでほとんどのタスクを完了できるようになるブレークスルーが業界で間近に迫っていると指摘。
「将来的には、見知らぬ家庭にロボットを導入し、音声やテキストの指示によって約80%のタスクをこなせるようになると期待している」と語った。
「これは、ロボット産業が爆発的な成長を迎える上で、重要な転換点になる」(王氏)
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