Adobe、次期CEOにアニル・チャクラバーシー氏 ナラヤン氏は12月1日付で会長に
米Adobeは9月3日(現地時間)、同社のCustomer Experience Orchestration事業とワールドワイドフィールドオペレーションを率いるアニル・チャクラバーシー氏が、12月1日付で社長兼CEOに就任し、取締役会に加わると発表した。現CEOのシャンタヌ・ナラヤン氏は同日付で執行会長(executive chair)に就任し、チャクラバーシー氏と緊密に連携して業務の引き継ぎと同社の変革を支援する。ナラヤン氏は2007年からCEOを務めてきた。
ナラヤン氏は発表の中でチャクラバーシー氏について、価値観と誠実さ、事業への深い理解をもって率いる変革型のリーダーであり、カテゴリーを定義する製品を構築・提供してきた実績があると評価。AI主導の時代におけるAdobeの成長を率いる適任者だとの見方を示した。取締役会は全会一致でチャクラバーシー氏を次の成長フェーズを担う最適なリーダーと判断した。6年半にわたってCustomer Experience Orchestration事業とワールドワイドフィールドオペレーションを変革・拡大してきた点を評価したという。
チャクラバーシー氏は2020年1月にDigital Experience事業を統括するEVP兼ゼネラルマネジャーとしてAdobeに入社。同年9月にはワールドワイドフィールドオペレーションの責任も担い、2021年12月に両部門のプレジデントに昇格した。
Adobe入社以前は、エンタープライズ向けクラウドデータ管理の米InformaticaでCEOを4年間務め、それ以前は米Symantec、米VeriSign、米McKinsey & Companyで要職を歴任している。Adobeでは「Adobe CX Enterprise」「GenStudio」「Brand Visibility」などの製品開発を主導したほか、米Workfrontと米Semrushの買収と統合を推進した。
同日、Adobeのクリエイティビティ&プロダクティビティ事業を統括するデビッド・ワドワニ社長がLinkedInで退社の意向を明らかにした。ワドワニ氏は、チャクラバーシー氏がCEOに就く今がAdobeにとっても自身にとっても新たな章を始める適切なタイミングだと述べ、今後数カ月をかけて温めている複数の起業アイデアを検証する考えを示した。
なお、同社は9月10日に2026会計年度第3四半期の決算説明会を予定している。
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