「iPhone 18」シリーズ徹底比較 「17」シリーズとの違いをチェック

 米Appleが9月9日(米国時間)に「iPhone 18 Pro」「iPhone 18 Pro Max」を発表した。6.3インチのProと6.9インチのPro Maxの2機種で、今年はいわゆる“無印”モデルの発表がない異例のラインアップとなった。予約注文は9月12日午後9時から、発売は9月18日。従来モデルの「iPhone 17 Pro」「iPhone 17 Pro Max」と比べながら、新機能や注目ポイントを紹介する。

「iPhone 18 Pro」「iPhone 18 Pro Max」の機能

「無印なし」の衝撃 旧モデル含め高価格に

 とにもかくにも目立つのは“無印”なしというインパクトだろう。例年であれば無印とPro・Pro Maxが同時に世代交代するが、今年Appleが刷新したのはProとPro Maxのみ。“無印”モデルは「iPhone 17」がそのまま継続する形になった。

iPhone 18 Pro

 一方、後述するように「iPhone 18 Pro」「iPhone 18 Pro Max」は旧来のPro・Pro Maxより高く、その上継続販売の「iPhone 17」「iPhone 17e」「iPhone 16」「iPhone Air」も新機種発表と同時に値上がりした。手に入るiPhoneブランドが全体的に高価格化した格好だ。

メインカメラに「可変絞り」

 機能に目を向けると、18 ProはカメラとAI性能、放熱の進化が目立つ。特筆すべきは4800万画素のメインカメラが可変絞りに対応した点だ。

機能のイメージ

 iPhoneのレンズはこれまで絞り値が固定されていた。17 Proの広角メインはF値1.78の固定だったが、18 ProはここにF値1.48、F値1.8、F値2.8、F値4.0の4段階で調整できる絞り機構を追加。Appleは「明るさや被写界深度に合わせて自動で絞りを調整する」と説明しており、カメラ任せで動かせるようだ。一方で、レンズ絞り、シャッタースピード、ホワイトバランスをより詳細に調整する「Pro Control」機能も使えるという。

 超広角と望遠は据え置きとみられる。超広角は13mmのF値2.2、望遠は100mmののF値2.8で、17 Proから変わっていない。望遠カメラのクロップズームも変わらず、200mm(8倍ズーム)での撮影が可能だ。

A20 Proとベイパーチャンバー3倍 「持続性能」への投資

 チップは「A20 Pro」に刷新。6コアCPUという構成は17 ProのA19 Proと変わらないが、GPUは6コアから7コアに増えた。Neural Engineは16コアからデュアル16コア構成になり、メモリ帯域幅も17 Pro比で50%向上。AIパフォーマンスを強化する「Neural Accelerators」も搭載した。日本では10月から提供予定の、生成AIベースのSiriにも対応する。

 また、18 Pro/Pro Maxではベイパーチャンバーが大型化し、表面積が3倍になったという。ベイパーチャンバー自体は17 Proでも搭載されているが、大型化により17 Pro比で「最大40%高いパフォーマンスが長く持続する」とApple。負荷の高いゲームや大規模なAIモデルをデバイス上で長時間動かせるとうたう。

 バッテリー駆動時間も伸びた。18 Pro Maxのビデオ再生時間は最大45時間で、17 Pro Maxの39時間から6時間長くなった。18 Proも33時間から36時間に伸びている。Appleはこれを「iPhone史上最長のバッテリー駆動時間」としている。60Wの急速充電にも新たに対応し、15分で最大50%の回復が可能という。さらにDynamic Islandも小型化した。

全体的に値上げのiPhone SNSも悲嘆?

 日本での価格は、18 Proが21万9800円(256GB)から、18 Pro Maxが23万9800円(同)。17 Proは発表時のスタート価格が17万9800円から、17 Pro Maxが19万4800円から。ただし17 Pro・Pro Maxは7月の値上げで順に19万4800円、21万4800円になっている。いずれにせよ、18 Pro系は17 Pro系より高くなっている。

 一方で「iPhone 17」「iPhone 17e」「iPhone 16」「iPhone Air」など、価格的には比較的手に入りやすいポジションの機種も軒並み値上げ。「iPhone 17」は14万2800円からだったところ15万9800円からに、「iPhone 17e」は10万7800円→12万4800円、「iPhone 16」は12万4800円→13万9800円、「iPhone Air」は17万7800円→18万9800円になった。円安やメモリ不足などが響いたとみられ、SNSでも価格への反応が多い。

価格や機能の比較表(一覧)
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