着うたがAMD Award大賞に iTunesや「はてな」も受賞
優れたデジタル作品を表彰する「AMD Award」の第9回表彰式が2月6日、明治記念館(東京・港区)で行われ、大賞にKDDIとレーベルモバイルの「着うた」が輝いた。技術賞にはアップルコンピュータの「iTunes」が、ベストプログラマー賞には「はてな」が選ばれた。
AMD Awardは、デジタル作品の質の向上や人材育成を目的とした賞。デジタルメディア協会が主催し、総務省などが後援している。今回は、2003年1月1日から12月31日の間に日本国内で発表・発売されたデジタルコンテンツから優秀なものが表彰された。
着うたは「アーティストの歌声をそのままダウンロードして着信音に設定できるという世界初のサービス。第3世代携帯電話のキラーコンテンツとなり、新しい音楽配信ビジネスを実現した」(審査員の斎藤健二ITmedia Mobile編集長)としてベストプロデューサー/ディレクター賞と大賞を受賞した。
KDDIの高橋誠ソリューション事業本部コンテンツ本部長は「着うたは去年1年で5000万ダウンロードを達成した。NTTドコモやボーダフォンも着うたに参入した今年は、去年の10倍の5億ダウンロードを達成できるかもしれない」と展望を語った。
技術賞を受賞したiTunes 4は、MacintoshとWindows両対応の音楽ソフト。優れたインタフェースで誰でも快適に扱える音楽ソフトを作ったことが受賞理由となった。アップルコンピュータの大宮哲夫マーケティング本部長は「Windows版は3日間で100万ダウンロードを記録した。この100万人は、OSを選ぶときはちょっと間違ったかもしれないが、音楽ソフトは正しい選択をした」とコメントした。
ベストプログラマー賞は、ブログをビジネスとして成功させた「はてな」が受賞。新しいインターネットコミュニティを作ったことが評価された。
デジタルマンガ協会を立ち上げ、Tablet PCなどを活用して漫画を製作しているモンキー・パンチ氏は功労賞を受賞した。
今年から加わったリージョナル賞には、熊本県山江村民で地域密着型のブロードバンド放送局を開設している「山江村民てれび」が選ばれた。
このほか、ベストミュージックコンポーザー賞には宇多田ヒカルのライブを配信した「UH LIVE STREAMING 20代はイケイケ!」(東芝EMI、U3MUSIC)が、ベストライター賞には、元阪神タイガースの星野仙一監督の日記を連載した「星野仙一のトラトラトラ」(日本情報通信コンサルティング)が、ベストビジュアルデザイナー賞には「キルビル」の挿入アニメーション(プロダクション・アイジー)が、技術賞には「東京国際映画祭におけるブロードバンドライブ配信」(東京国際映画祭事務局など)が、審査員特別賞には「小津安二郎のDVD-BOX」(松竹)と韓国文化コンテンツ振興院が選ばれている。
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