ポストゲイツ時代にバルマー氏が担う新たな役割(2/2 ページ)
Microsoftのサーバ&ツール事業担当上級副社長、ボブ・マグリア氏は講演の中で、IT支出は力強く伸びており、極めて健全なビジネストレンドを示している、と述べた。数十億ドル単位がアーキテクチャに費やされ、WindowsとLinuxの両方に恩恵をもたらしている。
同氏によれば、業界標準アーキテクチャに向かうこの傾向はWindowsに利益をもたらす――Microsoftはこれを喜んでおり、顧客およびパートナーとの長期的な関係を築くためのメカニズムを配備しているところだという。
Microsoftは向こう数年間で高性能コンピューティング(HPC)分野でLinuxからシェアを奪取する考えだ、とマグリア氏は話した。
同社はまた、Linuxとオープンソースコミュニティーに働き掛け、橋渡しするという展望を実現すべく、7月18日、XenSourceと戦略提携を結んだ。Xen対応LinuxディストリビューションとWindows Server仮想化機能の相互接続性を実現する技術開発に取り組む。
HPCやセキュリティといった新しい分野でソフトウェアソリューションを提供し始めたMicrosoftは、これら市場におけるけん引力と市場シェアの拡大に向けて、パートナー企業に改めて協力を呼び掛けている。
マグリア氏は、MicrosoftがこれまでWebホスティング分野で弱く、ApacheがWindowsよりも優れたソリューションを提供してきたことを認めながらも、Webホスティング市場におけるMicrosoftのサーバ売り上げを示す市場シェアは、昨年12月以降、8ポイント伸びており、状況は変わりつつあると強調した。
「HPCは今年転換期に入り、Webも転機を迎えた。セキュリティは18カ月~24カ月ベースで投入している。これら3分野を強化できれば、当社はパーセンテージと台数ベースでLinuxよりも速い成長を遂げることができるだろう」(マグリア氏)
セキュリティ事業はMicrosoftにとって進出したばかりの市場だが、大きなビジネスチャンスの1つであり、巨大な好機が待っている。
このほか、Microsoftは管理製品分野でも業界を前進させており、現在この市場のプレイヤーとして同社は6番目の規模だ、とマグリア氏は説明した。
「向こう数年で仮想化分野で何が起きるか見ていてほしい。この市場はMicrosoftのものになる」と同氏は語った。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
バイブコーディングで作った公開中のWebアプリ、9割に脆弱性 MSの研究者など調査
-
2
相次ぐ不正アクセス受け、古川デジタル相がコメント 国民に3つのサイバー対策呼び掛け
-
3
1億件超えの「楽天会員」情報が闇フォーラムで販売? 楽天「漏えいは確認されていない」
-
4
「楽天ドライブ」に不正アクセス 保存したデータなど1.5万アカウント分が取得・閲覧のおそれ
-
5
自治体やJクラブのWebサイトが閲覧不能に、各地で相次ぐ──茨城県・小平市・京都サンガなど
-
6
Adobeツールの代替に? オープンソースの無料クリエイティブソフト「Crafting Apps」公開
-
7
不正アクセスなぜ急増 原因はAIか、それとも…… 専門家の見解は
-
8
「応用情報技術者試験」申込初日にアクセス集中、「地域選べない」「決済できない」……IPAが謝罪
-
9
シチズン時計、委託先への不正アクセスで約10万人分の個人情報漏えいか 大和証券と同じサービスが原因に
-
10
大和証券・シチズン漏えい、システム提供元が経緯公表 金曜夜に攻撃、DB監視アラートで発覚→遮断
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR