MSとXenSource、次期Windows Server仮想化で提携

この提携により、Xen対応ゲストOSを次期Windows Serverの仮想化機能で動かすことができるようになる。

» 2006年07月18日 19時48分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftと米XenSourceは7月17日、Xen対応LinuxとWindows Server virtualizationとの相互接続性を実現する技術開発で提携すると発表した。この提携により、「Longhorn」(コードネーム)と呼ばれている次期Windows Serverの仮想化機能は、Windows、Linux、Xen対応Linuxディストリビューションに対応できる。

 Microsoftのサーバおよびツール事業担当上級副社長を務めるボブ・マグリア氏は次のように語った。「Microsoftは現在、仮想化ソリューションを主流にするべく取り組んでおり、XenSourceとの提携はその動きを反映したものであり、顧客が自己管理できるダイナミックなシステムを構築するのを助ける」

 XenSourceのピーター・レバインCEOは「Xen対応のゲストOSはXenEnterpriseでシームレスに稼働するようになっており、今回の提携により、Xen対応のLinuxはWindows Server virtualizationでも動かせるようになる。XenSourceはこの共同開発技術に基づいた製品を提供し、この提携の価値をより高める所存だ」と述べた。

 Xen対応Linuxとの相互接続性に関する問題のサポートは、Microsoftが標準的なテクニカルサポートを通じて行う。

 Microsoftは2006年末までにWindows Server virtualizationのβをリリースする見込みで、Windows Server 「Longhorn」の製品版(RTM)出荷後の半年以内に製品版を出荷する計画。Windows Server 「Longhorn」のリリースは2007年末の予定となっている。

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