“つぶやき検索”はGoogleとMicrosoftに何をもたらすか(2/2 ページ)
Twitterは昨夏、Twitter内のコンテンツを検索するためのプラットフォームとしてリアルタイム検索エンジンのSummizeを買収したが、キャンベル氏はそのSummizeに出資し、顧問を務めていた人物。そのため、同氏はリアルタイム検索についてはよく心得ている。
eWEEK編集部はキャンベル氏に、Twitterコンテンツのインデックス化がGoogleやBingにとってどのようにプラスに働くのかを尋ねた。Googleは米国の検索市場で65%のシェアを誇り、もはやどこの助けも必要としていないようにも思えるが、一方のBingは市場シェアの拡大に躍起だ。キャンベル氏はまだ確信が持てない様子ながらも、幾つか重要なポイントを指摘してくれた。
「シェアの拡大につながるかどうかを予測するのは難しい。今後も競争が続き、こうしたリアルタイムサイトがすべて取り込まれていくのなら、BingやGoogleのシェアが大きく変わるようなことにはならないだろう。そこでわたしが注目しているのは、シェアを拡大できるかどうかではなく、ユーザーからの支持を高められるどうかだ。そして時間とともにいずれはそういう方向に落ち着くだろうというのがわたしの考えだ」と同氏。
さらにキャンベル氏は、Googleがこれほどまでの支配力を獲得した理由の1つとして、「すべてをインデックス化する」という同社の哲学を挙げた。今ではMicrosoftもそれに追随している。
「すべて」というのには、Twitterの投稿のほか、ソーシャルメディアによって急速に進化している各種のコンテンツが含まれる。つまり、GoogleやMicrosoft、そしてCollectaをはじめとする数多くのリアルタイム検索のスタートアップ企業は正しい方向に進んでいるということだ。
「これがこの市場の競争の自然な成り行きだ。ただしこの競争から取り残されないためには、ユーザーがどれだけ支持してくれるかが重要となる。もっとも、これは大手にとっても小規模事業者にとっても同じことだ」とさらにキャンベル氏は続けた。
Twitterのコンテンツをインデックス化することが、GoogleやMicrosoftにとってどのような形でプラスに働くのかを確信を持って語れる人は誰もいない。だが、考えていただきたい。4年前には、Facebookのユーザーが3億人を超えることなど誰が予想していただろうか。
Facebookはユーザーの絶大な支持を得ることで、そこまでたどり着いたのだ。それならば、もし検索市場が進むべき方向も同じであるのなら、そしてソーシャルメディアコンテンツによる活性化を目指すのなら、BingやGoogleにとって未来は明るいのではないだろうか。そしてそれは、Webでまさに今何が話されているかを知りたいユーザーを支援しているそのほか多数の小規模プレイヤーにとっても同じだ。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
LINE、着せかえ表示問題を謝罪 希望者に返金へ
-
2
FANZA、成人向けAI創作・公開サービス「FANZAスタジオ」発表 先行体験は8月24日から
-
3
スマート給餌器で38時間の障害、ペットがご飯食べられず 飼い主の苦情殺到 「旅行中なのに」「猫が死んじゃう」
-
4
法務省、「ラヴ上等」とのタイアップ中止 「当初の意図を全うすることが難しい」
-
5
中国の動画サイト「bilibili」にグローバル版アプリ 日本でも配信開始 まずはAndroidから
-
6
Anthropic、8月末にもIPO申請書類を公開か 調達額はSpaceXの過去最大に匹敵と米報道
-
7
Wi-Fi・防災・暑さ・クマ出没――10の都民向け情報を1枚のマップに 「Tokyo Map」正式公開
-
8
終了発表の縦読み漫画「comico」――元重課金ユーザーが振り返る「いつしか開かなくなった」理由
-
9
生成AI画像で“架空の女性”に成り済まして政治投稿か 立憲栃木県連の男性党員 一部報道
-
10
目指すは、日本発IPで海外売上20兆円 経産省が新戦略を発表 「ものがたり大国5カ年計画」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR