米Microsoftと米Adobe Systemsは9月25日(現地時間)、アトランタで開催のエンタープライズ向けカンファレンス「Microsoft Ignite 2016」において、戦略的提携を発表した。
Adobeは、Microsoftの「Microsoft Azure」を、クラウドサービスの「Adobe Marketing Cloud」「Adobe Creative Cloud」「Adobe Document Cloud」の推奨クラウドプラットフォームとして採用する。
一方、MicrosoftはAdobeを「Dynamics 365 Enterprise」の推奨マーケティングサービスに指定した。
両社は、顧客がAdobe Marketing CloudとMicrosoftのDynamics 365のアプリを横断して簡単に作業できるよう、データ統合することで協力していくという。顧客はこの提携により、人工知能(AI)や機械学習、高度な解析ツールを活用できるようになるとしている。
Adobeは既に「Adobe Creative Cloud」およびAdobe Marketing CloudのデータをAzureで解析することを可能にしているが、この提携でより密接に統合する。
Microsoftのサティア・ナデラCEOは発表文で「AdobeとMicrosoftは協力し、企業がデジタル改革を実施し、新しい方法で顧客とかかわることをサポートする」と語った。
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