「NOKIZAL」決算ピックアップ
「Fate/Grand Order」開発元、“聖杯”がもたらした黒字45億円
スマートフォンゲーム「Fate/Grand Order」を開発するディライトワークス(東京都目黒区)が11月27日、官報に掲載した決算公告(2017年7月31日現在)によれば、当期純利益は45億9000万円(前年同期は14億9400万円)、累積の利益や損失の指標となる利益剰余金は61億1100万円(同15億2000万円)だった。
ディライトワークスは14年1月設立。ゲームブランド「TYPE-MOON」のゲーム作品「Fate/stay night」(2004)を基にしたスマホゲーム「Fate/Grand Order」(FGO)を開発している。
FGOの発売元はソニー・ミュージックエンタテインメントの子会社であるアニプレックス。同社が7月4日に官報に掲載した決算公告では、17年3月期の当期純利益は165億6200万円(前年同期は73億9100万円)、利益剰余金は209億6900万円(同183億7600万円)だった。
ここがポイント
国内累計ダウンロード数が1100万を突破(17年11月時点)したFGO。発売元のアニプレックスや親会社のソニー同様、開発元のディライトワークスにもすさまじい利益をもたらしています。15年8月に配信が始まったFGOは、ディライトワークスにとっては初のゲーム開発。それまでは代表の庄司顕仁氏が実質1人で、ゲーム開発のコンサルティングなどを手掛けていたようです。
庄司氏はディラクトワークスを立ち上げる前はスクウェア・エニックスに15年間在籍し、同社初のオンライン事業であった「ファイナルファンタジーXI」(FF11)の立ち上げや、グループ会社のタイトーで取締役本部長としてモバイル事業やアーケード事業の責任者を務めていました。FGOのために集めたメンバーも精鋭ぞろいのようで、そうしたゲーム作りのDNAを考えれば、ラッキーパンチにとどまらなかったのもうなずけるところです。
FGOのシナリオを担当する奈須きのこ氏は、当初「100万人に伝わる『Fate』」をコンセプトに掲げていたそうですが、それをはるかに上回る規模に発展した“聖杯戦争”。16年12月に第1部が完結し、現在は第2部へとつながる1.5部を提供していますが、まだまだその勢いは増していきそうですね。
ディライトワークスの過去業績、他の企業情報は「NOKIZAL」で確認できます
《サービス紹介》
「NOKIZAL」は就活生から社会人まで、無料・登録不要で使える日本最大級の企業情報活用アプリです。4万社以上の業績情報に加え、メールやカレンダー、各企業や関連情報サービスへの外部連携も充実しており、企業情報収集をサポートします。帝国データバンクが保有する100万社以上の企業調査情報も追加利用可能です。
《著者紹介》
平野健児。新卒でWeb広告営業を経験後、Webを中心とした新規事業の立ち上げ請負業務で独立。WebサイトM&Aの「SiteStock」や無料家計簿アプリ「ReceReco」他、多数の新規事業の立ち上げ、運営に携わる。現在は株式会社Plainworksを創業し「NOKIZAL」を運営中。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「NOKIZAL」決算ピックアップ
日本全国の企業情報を取り扱うアプリ「NOKIZAL」の“中の人”が、気になる企業業績をピックアップしてご紹介します。
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
5
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR