　元ネタになったのは、かつて誤ったURLを打ち込んだり、Webサイトがすでに閉鎖されたりしていた場合に表示された女性の画像だった。日本では404エラーにちなんで「404姉さん」「404ねーちゃん」、海外では「Backpack Girl（バックパックガール）」や「Parked Domain Girl（期限切れドメイン少女）」などと呼ばれている。

　この画像は、米国の写真家・ダスティン・ステラーさんが妹のハンナ・ステラーさんを撮影したもの。2005年にダスティンさんが素材サイト「iStockphoto」にアップロードしたところ、米Domain Mediaがライセンスを購入し、ドメイン期限切れサイトなどのプレースホルダー（仮に表示するもの）に使用したことで世界的に知られることになった。

　その後、Webメディアの企画で404姉さんの身元が明らかになったのだが、決め手はお兄さんの証言だったようだ。この画像はDomain Media傘下のレジストラー（登録事業者）だった米Enomが12年に画像の使用を停止するまでの7年ほど使われ、当然ネットミーム化した。

　今回のマクドナルドの投稿には「いや、懐かし」「久々に404姉さん思い出しました（笑）」など画像を懐かしむリプライが続々。中には「404ねーちゃんこの頃が18歳としてもアラフォーか……」と時間経過を感じさせる感想もあった。

　なお、iStockにはアップロードから20年が経過した今も、当時と同じハンナさんの写真が存在する。分類は「魅力的なスチューデント」だ。

現在もiStockにある「404姉さん」ことハンナさんの写真。アップロード日は2005年8月9日となっている（出典：iStock）

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