PayPal、新CEOにHPのエンリケ・ロレスCEOを招へい
米PayPalは2月3日(現地時間)、現社長兼CEOのアレックス・クリス氏の後任として、米HPの社長兼CEOのエンリケ・ロレス氏を任命すると発表した。就任は3月1日付で、それまではCFO(最高財務責任者)兼COO(最高執行責任者)のジェイミー・ミラー氏が暫定CEOを務める。クリス氏は退任する。また取締役会は同日付でデビッド・W・ドーマン氏を取締役会長に任命したことも発表した。
PayPalは、市場全体の動向を考慮すると、同社の変革と実行のペースが「取締役会の期待と一致していなかった」ため、CEO交代を行ったとしている。同社は、第4四半期の売上高と利益が予想を下回ったことも発表した。通期利益の減少も予想している。
ロレス氏は、PayPalの取締役を約5年務め、2024年7月からは取締役会長も務めてきた。PayPalは起用理由として、取締役会は、30年以上のテクノロジーおよび商業分野の経験を持ち、複雑な変革を率いた実績と規律ある実行力を備えるロレス氏が、次の章への飛躍に必要なリーダーシップをもたらすとしている。
ロレス氏はHPで6年以上にわたり社長兼CEOを務め、PCとプリンタという従来の中核を超えて、サービス、サブスクリプション、AI対応の提供を含む将来の働き方向けのソリューションへとポートフォリオを拡大したとPayPalは評価した。また、HPとHPEの分社化の際には設計面で主導的役割を担い、運営規律の強化やコスト構造の簡素化を通じて長期的なイノベーションに向けた体制を整えたとしている。ロレス氏は発表文で、一貫した四半期実績を積み重ねることで、PayPalの業界でのリーダーシップをさらに確かなものにすると述べた。
HPは同日、ロレス氏が社長兼CEOおよび取締役を退き、別の職業上の機会を追求すると発表した。取締役会は後任CEOを選定するための特別委員会を設置した。暫定CEOには、2021年から取締役を務めるブルース・ブルサード氏が即日就任する。
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