ネット青少年保護、年齢確認を厳格化 一律年齢制限には踏み込まず 総務省有識者案
総務省は6月2日、インターネット上で青少年を保護するための規制に関する有識者会議を開き、サービス事業者に年齢確認の厳格化などを求める報告書案を公表した。SNS依存や誹謗(ひぼう)中傷が社会問題化し、生成AIを悪用して加害者になるケースも相次いでいるため、対策を強化する。一方、年齢による一律の利用制限は望ましくないとした。
報告書案では、年齢確認が多くの事業者で自己申告となっているとして、厳格化の必要性を強調した。ただ、サービスごとに特性が異なるため一律の使用年齢制限をかけることは望ましくないと指摘。各事業者が自社サービスのリスクを評価し、保護措置を設定するよう求めるとした。
また、同じアプリでもダウンロード元のストアによって適正年齢の区分が異なる場合があるとして、ストアに対しても、共通の基準設定を検討すべきとした。
有識者会議は夏をめどに報告書を取りまとめ、政府が関連法改正に向けた検討を進める。林芳正総務相は2日の記者会見で「デジタル空間における青少年の保護は世界の共通課題だ。情報アクセスと利用制限のバランスを取る」と述べた。
5月29日にパリで開かれた先進7カ国(G7)デジタル・技術相会合では、実効性のある年齢確認や児童の性的虐待画像の製造禁止など、青少年保護に関する七つの共通原則で合意した。
海外では規制が進む。オーストラリアは2025年12月、16歳未満のSNS利用を禁止する法律を施行。欧州では年齢確認で自己申告を認めず、証明書の添付や顔認証の登録などを求めている。
copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「侵入経路塞いだが、バックドアから……」不正アクセス105時間の攻防、分単位で報告 防災メールのアルカディア
-
2
ソースネクスト、パスワードなぜ平文で流出 「暗号化していたが、鍵にアクセスできるシステムに侵入された」
-
3
スクエニアカウントに不正ログイン、他社で流出の情報使用か 全アカウントのパスワード強制リセットも視野に
-
4
阪急阪神百貨店などの共通ID、ほぼ全会員分漏えい 約126万件 予約サイトに不正アクセス
-
5
メドレー、不正アクセスで停止中のサービスを作り直して再開へ 従来システムは再稼働させず
-
6
家電量販のJoshin、不正アクセスで一部サービス停止 個人情報漏えい「可能性否定できず」
-
7
デジタル庁、政府職員18万人にAIエージェント環境を展開──「源内」で提供開始、独自の安全基準も
-
8
ニフティ、54万件超漏えいの可能性 光回線の申し込みシステムに不正アクセス
-
9
「ゲオ」「セカスト」運営元に不正アクセス 公式アプリや通販を停止、メンテナンス実施中
-
10
「ふるさとチョイス」不正アクセスの疑いでサービス停止
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR