Sun、Solarisと1670件の特許をオープンソース化
Sun Microsystemsは1月25日、Solarisをオープンソースに公開するプログラム「OpenSolaris」を立ち上げた。オープンソースコミュニティーに提供される特許の数は1670件に上る。
Solarisのオープンソース第1弾として発表されたのはパフォーマンス解析技術のDTrace。ファイルシステムやセキュリティ技術などのほかのソースコードは、2005年第2四半期に提供される予定だ。
Sunの会長兼CEOであるスコット・マクニーリー氏は25日に行われた記者会見で、Sunは地球上で最も多くのソースコードを寄贈した会社だと宣言した。
「われわれはオープンソースのようなことを24年近くやってきた。その始まりが、UNIXから派生したBerkeley Software Distributionを使うことだった。これで(Solarisを)フリーに使えるわけだ。フリーと言ってあったかな?」と同氏。
SolarisのソースコードはCommon Development and Distribution License(CDDL)によりライセンスされる。CDDLは、Mozilla Public Licenseをベースにしたもので、Open Source Initiativeにより承認されている。
Sunはまた、OpenSolarisのOS技術の進化を監視し、コミュニティーによる開発への取り組みを促進するためにCommunity Advisory Boardを設けることも明らかにした。Sunの社員2人、OpenSolaris Pilotコミュニティーから2人、オープンソースコミュニティーから1人の5人から構成され、3月の発足を予定している。
同社はSolarisのできるだけ多くの部分をCDDLのライセンスでオープンソース化する計画だ。ほかの企業の知的所有権をベースにしたドライバなど、一部のコンポーネントはバイナリコードのみの提供になるという。
この動きはIBMによる500件の特許公開に次ぐものだが、Sunの場合はカーネル、ファイルシステムからネットワーク管理まで幅広い範囲で実施するという。
マクニーリーCEOは明らかにIBMを意識して、「われわれはすでに用済みとなったコードをオープンソースに廃棄するのではなく、世界で最もホットで最新かつ最高の機能を備えたSolaris 10をもってきた。これをオープンソースに対してコミットする」と述べた。Sunによれば、同社は1000万行のコードをオープンソース化する予定だという。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「お前たちのクラウドはわれわれのもの」 IDCFクラウドの管理画面に出た攻撃者のメッセージ 内容に運営元は
-
2
「コミューン」不正アクセスでLINEヤフー、Sansan、パナソニックでも会員情報漏えいの可能性
-
3
日本人の大腸がん、約半数に“腸内細菌の毒素”が関与 40歳以下の発症は7割 東大・阪大が200人を全ゲノム解析
-
4
履歴書100通に1通「AIだけが読める文字」 20万件調査でわかった“就活ハック”の手口 米研究
-
5
SBI証券、Google・Appleパスキー乗っ取り被害「確認されていない」 注意喚起は他社事案
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
山中で遭難の16歳少年、登山計画に生成AI「Claude」利用 救助隊は「ルートの妄信」警鐘
-
8
JR東日本、「えきねっと」「ビューカード」などで漏えいか メルアドなど最大609万件 IDCFへの不正アクセスで【追記あり】
-
9
ChatGPT、無料版を含む全ユーザーに「GPT-6」 回答内に“操作できる画面”を生成する「Intelligent UI」搭載
-
10
IDCFクラウド障害、親会社のソフトバンクが顧客窓口に 調査・復旧も支援
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR