電子投票システムで問題多発――米中間選挙
11月7日に行われた米中間選挙では、全米各地で電子投票システムが採用された。しかし同システムは以前から問題点が指摘されており、事実投票日に各地で問題が多発した。Electronic Frontier Foundation(EFF)が報告している。
EFFは問題を最小限に抑えるため、弁護士や技術者と協力し、投票日に各地にボランティアを派遣した。7日東部時間午後8時までに、システムに関するトラブルを含む1万7000件以上の問題が、Election Protection Coalitionのホットラインに報告された。
まず投票機械のトラブルによる投票開始の遅れが各地で発生した。またフロリダ州ブロワード郡では、投票機械が停止し、有権者が数時間も待たされた。EFFとElection Protection Coalitionは投票所の運営時間の延長を申し入れたが、却下されたという。ユタ州ユタ郡では、機械のトラブルにより、100カ所以上の投票区の投票開始時間が1~2時間遅れた。同州でも投票所の時間延長申請は聞き入れられなかった。
タッチスクリーン画面が勝手に切り替わり、自分が選択したい画面を表示できないという問題も各所で発生。各人の投票時間が長引くために行列ができ、投票をあきらめた有権者も少なくなかった。イリノイ州クック郡とカリフォルニア州ロサンゼルスではスキャンシステムが故障し、やはり長い行列ができた。
前回の大統領選で、電子投票システムの問題が浮き彫りになったにもかかわらず、23州では現在でも、電子投票を行った場合の投票確認用紙の印刷を義務付けていない。しかし印刷の記録がないと、有権者は自分の票が実際に投じられたかを確認することができない。EFFはこう解説している。
EFFは機械の問題だけではなく、投票所の係員が電子投票システムで問題が発生した場合の対処法を指導されていないのが問題だと指摘している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
CHARGESPOTのバッテリー、川に大量投棄か SNSで動画拡散 「警察と連携して回収・調査」
-
2
「REALFORCE」ロゴ入りで「ATMと同じ打鍵感」 東プレ製テンキー、セブン銀がプレゼント
-
3
フードデリバリー「menu」終了へ 「持続的なサービス提供が困難」 9月末まで
-
4
さくら、別のシステムでも不正アクセスか 会員情報136万アカウントが漏えいの可能性 調査で判明
-
5
香川の私鉄「ことでん」、券売機をほぼ廃止 スマホで買う「デジタル切符」に移行 地方鉄道で全国初
-
6
通販生活が楽天市場から撤退 迎撃ドローン関連の報道受け「企業理念に反する」
-
7
楽天、“攻撃型ドローン”報道で問い合わせフォーム設置 ただし「返信はしない」
-
8
LINE着せかえ“デザイン崩れ”問題、返金フォーム設置 ただ「返金できない場合も」
-
9
ヤマハ発動機系、保育園向け「電動アシストお散歩カー」開発 保育士「従来の10%の力で動かせた」
-
10
数学界を騒がせた“あの図形”を実際に作製→新しい光学素材の卵に 東大などがNature系列誌で発表
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR