Second Life支局だより(準備号)
話題の3D仮想世界「Second Life」とは
ITmedia読者にはもうおなじみかもしれないが、「Second Life」という米国の3D仮想世界が話題になっている。決められたストーリーや目的のないオンラインゲームで、ユーザーは、世界の中で歩き回って“観光”したり、別のユーザーとチャットしたり、乗り物に乗ったり、ダンスしたり――自由に“第2の人生”を過ごすことができる。
最大の特徴は、アバターやアイテム、建物、家具、アミューズメント施設など、ゲーム世界のオブジェクトすべてがユーザーによって作られていること。専用ブラウザには3Dモデリングツールが組み込まれており、ユーザーが自由にオブジェクトを創造できる。
基本機能の利用は無料だが、家や店などをを建てるための土地や島は有料。ゲーム内通貨「リンデンドル」で購入する。リンデンドルは現金(米ドル)に換金可能で、ユーザーは、自分が作ったアイテムや建物などを売ったり、土地を切り売りしたりしてリンデンドルを稼ぐことができる。
ゲーム内での24時間あたりの米ドル流通量は、1月11日時点で約100万ドル。昨年末にはゲーム内で100万米ドル以上を稼いだミリオネアユーザーが話題になり、米国議会がゲーム内で上げた収益への課税を検討している。
初公開は2002年
話題になり始めたのは昨年だが、β公開は2002年10月、正式スタートは2003年6月と、その歴史は意外と古い。昨年からユーザーが急激に増えたのは、利用を無料化し、登録時にクレジットカード情報などの入力も不要にしたためのようだ。
1月11日時点で約250万人が登録しており、アクティブユーザー(60日以内にログインしたユーザー)は約90万人、24時間以内のアクティブユーザーは約12万4000人だ。
開発・運営しているのは、サンフランシスコに拠点を置く米Linden Lab。「共有3Dエンターテイメントの新形態の創造を目指して」(同社プレスリリースより)1999年に創業したといい、RealNetworks前CTOのフィリップ・ローズデール氏がCEOを務める。日本語版も開発しており、今年公開予定だ。
Second LifeにITmedia支局を作ることにした
個人ユーザーだけでなく、企業や大学、研究所など法人も活動している。トヨタや日産自動車、ナイキなどといったメーカーは、実在の商品を3Dオブジェクト化してプロモーションに生かしているほか、ソニーBMGなどレコード会社は、アーティストのプロモーション映像や仮想ライブを展開。メディア企業も進出しており、Reutersや米CNETは仮想自社ビルを建てて支局を開設。Second Life内のニュースを配信している。
さて、国内最大級のITニュースサイト・ITmediaとしては、欧米メディアに負けてはいられない。Second Life内に日本のメディア企業として(たぶん)初のSecond Life支局を作ることに決めた。(次回に続く)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
日本人の大腸がん、約半数に“腸内細菌の毒素”が関与 40歳以下の発症は7割 東大・阪大が200人を全ゲノム解析
-
2
「コミューン」不正アクセスでLINEヤフー、Sansan、パナソニックでも会員情報漏えいの可能性
-
3
MicrosoftのナデラCEO、「SIモデルは“内部リスク”として扱うべき」とXに投稿 統制はモデルの外に置くよう提言
-
4
「お前たちのクラウドはわれわれのもの」 IDCFクラウドの管理画面に出た攻撃者のメッセージ 内容に運営元は
-
5
「男は狩り、女は採集」はどこまで本当? 約8割で女性も狩り、乳児連れの例も 過去100年の狩猟採集社会を調査
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
JR東日本、「えきねっと」「ビューカード」などで漏えいか メルアドなど最大609万件 IDCFへの不正アクセスで【追記あり】
-
8
新作映画「バイオハザード」公開で原作ゲームも大盛り上がり? 劇場でマンガ家が頷いた、その理由とは
-
9
AnthropicのAI、未解決殺人事件で警察に虚偽の情報提供 米政権は「通知と是正は義務」と警告
-
10
OpenAI、安全性研究者3人を解雇 本人らは「安全性を優先したため」と主張、同社は「機密情報の扱いに関する規定違反」と説明
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR