Twitter日本語版スタート トヨタが広告出稿
米Twitterとデジタルガレージは4月23日、これまで英語版のみを公開していたミニブログサービス「Twitter」の日本語版「Twitter Japan」を公開した。Twitterのローカライズは世界初。世界に先駆けて広告掲載も始めた。Twitterは開設から2年近く経った今も収益化していないが、米国に次いでユーザーが多いという日本で、ビジネスモデルを模索していく。
従来の「twitter.com」に加えて「twitter.jp」のドメインからもアクセスできるようにし、トップページやユーザーページのインタフェースを日本語化した。
投稿欄の「What are you doing」は「いまなにしてる?」に、最新のコメントを表示する「Recent」は「みんなのつぶやき」、自分宛てのコメント一覧「Replies」は「あなた宛のつぶやき」、自分のコメント一覧「Archive」は「あなたのつぶやき」、全員のコメント一覧「Everyone」は「公開つぶやき」と訳されている。
ヘルプや初心者向けガイダンスも日本語化し、初めて使う日本人にも分かりやすくした。
米国版に先駆けて広告の掲載も始めた。トヨタ自動車の車情報サイト「GAZOO.com」、転職サイト「エンジャパン」、Twitterに関する書籍――の3種類のレクタングル広告を、ユーザーページの右上に表示した。GAZOO.comは、独自のTwitterアカウントを取得し、最新情報などを配信している。
アクセス2位は日本
Twitterは、140文字以内の短い「つぶやき」を投稿し、他ユーザーとゆるくつながるサービス。昨年からIT技術者などを中心に人気が高まってきた。
同社はユーザー数を公開していないが、昨年6月ごろ、シリコンバレーで開かれた技術者向けイベントを境にユーザーが急増。その後も順調に成長しているという。
同社が2月20日に公開したデータによると、TwitterのWebサイトへのトラフィックは、米国(40%)に次いで日本が2位(23.4%)を占める。APIが公開されており、APIを利用して構築した外部ツール経由でアクセスしているユーザーも多い。
今年1月、デジタルガレージの投資子会社のDGインキュベーションがTwitterへの出資と日本語版開発を発表。予定通りの日本語版公開となった。
今回はPC版のみの公開したが、携帯電話向け日本語版も近く公開する予定。日本語版も運営やサポートは米Twitterが行い、DGインキュベーションは、日本語化やユーザー拡大への施策を行っていく。
テレビやラジオとの連動も検討
Twitterはこれまで、ベンチャーキャピタルからの出資などで運営を続けてきたが、今回、初めて広告を導入。広告事業は「実験」という位置づけで、Twitterならではのビジネスモデルを模索する。
広告事業は、デジタルガレージ子会社で、電通、サイバー・コミュニケーションズ、アサツー ディ・ケイが出資するCGMマーケティングが担当。テレビやラジオ番組との連動広告や、イベントとの連動企画などを検討していく。
広告展開以外でも、他社サービスとの連携も検討していく。
デジタルガレージ取締役でTwitterファンという伊藤穣一氏はビデオメッセージで「Twitterに日本のユーザーが多いのは、日本にはオープンな“遊び場”が少なく、APIをいじれるおもちゃがあまりなかったからでは。Twitterはシンプルでいじりやすい」とコメントを寄せた。
Twitter共同創業者のビズ・ストーン氏とエバン・ウイリアムス氏は「日本語版開設にエキサイトしている。Twitterのサービスを多くの人に利用しやすくしたい」とビデオメッセージで語った。
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