「Twitterにノーベル平和賞を」 元米政府高官が訴え
Twitterにノーベル平和賞を――米政府の元高官が、イラン大統領選をめぐる暴動で同サービスが果たした功績を訴えている。
ブッシュ元大統領の副セキュリティ顧問を務めていたマーク・フェイフル氏は7月6日、Christian Science Monitor紙に寄稿したコラムで、イランでTwitterが演じた役割はノーベル平和賞に値すると主張している。
Twitterは140文字の短いメッセージを投稿できるマイクロブログサービス。急速にユーザーを増やしており、有名人も参加している。
人気ばかりでなく通信手段としての重要性も高まっている。先ごろイランで大統領選の結果をめぐり暴動が起きた際に、マスメディアが規制される中で、Twitterは市民による情報発信に活用された。このとき米政府はTwitterに対し、イランの住民が情報を発信できるようにメンテナンスを延期するよう求め、Twitterの重要性が政府にも認められた格好となった。
この功績について、フェイフル氏は「A Nobel Peace Prize for Twitter?」と題したコラムで次のように述べている。
「ジャーナリストが国外への退去を余儀なくされたとき、Twitterは世界が希望、英雄的行動、そして恐怖を目撃する『窓』となった。Twitterはデスクに、記者に、プロデューサーになった。この功績から、Twitterとその開発者は、ノーベル平和賞の候補として検討されるだけの価値がある」
「Twitterがなければ、世界は、選挙に負けた候補者が権力者による不正を非難しているという程度のことしか知らなかっただろう。Twitterがなければ、イランの人々は自信を持って自由と民主主義のために立ち上がりはしなかっただろう。彼らが立ち上がったのは、世界中が注目していることを知っていたからだ。Twitterがあるからこそ、彼らは熱意を持って希望を唱え、通りにいる人たちばかりでなく、世界中の人々の共感を呼んでいるのだ」
イランではほかのソーシャルメディアも情報発信に利用されたが、Twitterの役割は独特だったとフェイフル氏は述べている。ほかのソーシャルネットワークは友人登録をしなければアップデートを読めないことが多いが、Twitterはもっと多くのユーザーにコミュニケーションの機会を提供している。ハッシュタグによって、特定の話題に関心を持つ人がメッセージを投稿したり、転送できる点、携帯電話で簡単に投稿できる点も、同氏は評価している。
同氏はFacebookに「Twitter for Nobel Peace Prize」というページを設け、賛同者を募っている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
佐川急便、不正アクセスで個人情報流出か 送り主・届け先の氏名や住所など、約100日分の荷物データ対象
-
2
免許証の悪用防止で申し込み集中 JICCがアプリ受付を一時休止 タイムズカー漏えいの影響か
-
3
睡眠中に「ピンクノイズ」を聞くと“脳内ゴミ”の洗い流しが強まる? 米MITが人間で実験 Science系列誌で発表
-
4
「写真で一言 ボケて」きょう午後8時にサービス終了 18年・1億超のボケに幕
-
5
免許証の悪用防ぐ届出集中、CIC・JICCで手続き遅延 タイムズカー情報流出直後に
-
6
ドラッグ&ドロップ操作ミスで……TOPPAN、損保ジャパン契約者17万人分のデータを他社に誤送付
-
7
アンケート結果をダウンロードしたら他社の従業員情報が…… ベネフィット・ワン、1万3460人分漏えい
-
8
日本原子力機構に不正アクセス 研究者の顔写真付き身分証など漏えい
-
9
セイコーマート、会員のほぼ半数に当たる情報漏えい 約57万人分
-
10
「Gポイント」不正アクセスで一時停止 「会員識別子」約7万件漏えいか KDDI不正会計問題のジー・プランが運営
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR