「ウイルスバスター」初のMac OS対応 Windows版に同梱
「ウイルスバスター2010」はシリーズで初めてMac OSに対応。Windows版とMac OS版を同梱し、OSを問わず、1つのシリアル番号につき3台まで利用できる。
トレンドマイクロは9月2日、総合セキュリティソフト新版「ウイルスバスター2010」を発表した。シリーズで初めてMac OSに対応。Windows版とMac OS版を同梱し、OSを問わず、1つのシリアル番号につき3台まで利用できる。直販サイト価格は、有効期限1年のダウンロード版(2日午後5時発売)が4980円、パッケージ版(9月4日発売)が5980円。
同社の調査によると、Macユーザーの約5割がセキュリティソフトを導入しておらず、約7割がWindows PCと併用していたという。Windows版とMac OS版を同梱することで両OSのユーザーニーズを取り込み、今後1年間で1100万ユーザーの新規販売・更新を目指す。
Mac OS版は、ウイルス対策、スパイウェア対策機能に加え、Webレピュテーション技術を実装。フィッシング詐欺サイトへの接続を遮断したり、有害サイトへのアクセスを制限できる。Mac OS X 10.4.11以上/10.5.5以上に対応する。Snow Leopard対応版は、10月ごろに提供を始める。
Windows版(Windows XP/Vista/7に対応)は、「2009」から機能を強化。ユーザーのPCに侵入しようとした不正プログラムなどの情報を集め、即座にWebレピュテーションデータベースなどに反映、ユーザーにフィードバックする技術など、「Trend Micro Smart Protection Network」関連技術を導入し、未知のマルウェアなどにも迅速に対応できるようにした。
不正プログラムを短時間で検索する機能、PCがアイドル状態の時のみパターンファイルを更新する「アイドルタイムスキャン」機能などを搭載。Webブラウザ上で入力したIDやパスワード、住所、氏名などの情報を暗号化するツールも9月中に提供する。
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