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Microsoft、「Windows Phone Marketplace」の規約を改定
99ドルの年間登録料で有料アプリは無制限に、無料アプリは5本まで登録できるなど、開発者に有利な改訂になっている。
米Microsoftは6月7日(現地時間)、同社のモバイル端末向けアプリストアの登録ポリシーを改訂したと発表した。
同社は2009年10月、「Windows Mobile 6.5」のリリースとともにアプリストア「Windows Marketplace for Mobile」を立ち上げた。その後2010年3月の開発者向け会議「MIX10」で、次期モバイルOS「Windows Phone 7」向けアプリストア「Windows Phone Marketplace」を発表した。今回のポリシー改訂は、ホリデーシーズンに予定しているWindows Phone 7端末の発売に向けて、より多くの開発者により品質の高いアプリを提供してもらうことが目的という。新ポリシーは開発者サイトに掲載されている。主な改訂項目は以下の通り。なお、開発者の収益配分(7割)やアプリの承認プロセスには変更はない。
- 年間登録料99ドルで、有料アプリは無制限に、無料アプリは5本まで登録可能(従来は年額99ドルのほかに、アプリを追加するごとに99ドル追加で支払うことになっていた)。無料アプリの6本目からは19.99ドルの支払いが必要
- ユーザーからのフィードバックの告知サービス
- 配布エリアとして「worldwide distribution」を選択すると1度の支払いですべてのエリアに向けた配布が可能
- 配布形態として、無料、有料のほかに、フリーミアム(一部の機能を有料にする方法)と広告ベースの追加
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