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AOL、Googleとの検索関連提携を5年延長 モバイル検索と動画に拡大
米検索市場で5位のAOLは、Googleの検索エンジンと広告フォーマットを採用するこれまでの契約を5年間延長した。
米AOLは9月2日(現地時間)、米Googleとの検索提携を更新し、モバイルと動画にも提携範囲を拡大したと発表した。
AOLは各種サービスの検索機能にGoogleの検索エンジンを採用することで、関連する広告収入を両社で分配する契約を結んでいる。この契約を5年間延長することになった。
さらに、AOLがモバイルアプリおよびモバイル向けコンテンツに関する取り組みを強化するに当たり、モバイル検索でもGoogleと協力する予定。加えて、AOL上の動画コンテンツをGoogle傘下のYouTubeに提供する。
米Wall Street Journalのブログメディア「BoomTown」を主催するカーラ・スウィッシャー氏によると、AOLはGoogleとの現行契約が12月に失効するに当たり、米MicrosoftともBingの採用の可能性について協議していたという。
米調査会社comScoreが8月17日に発表した7月の米国における検索サイトシェアランキングでは、Googleが65%で圧倒的な首位を確保しており、Yahoo!が2位(17.1%)、Microsoftが3位(11.0%)という結果だった。AOLは5位でシェアは2.3%だった。
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