ニュース
Google、最初の音声認識サービス「GOOG-411」を終了へ
Googleは、多国語対応の次世代音声認識サービス開発に集中するため、音声による地域情報検索サービス「GOOG-411」の提供を終了する。
米Googleは10月8日(現地時間)、米国とカナダで提供している音声認識技術を活用した地域情報検索サービス「GOOG-411」を11月14日に終了すると発表した。
同サービスは、フリーダイヤル「1-800-GOOG-411」に電話をかけ、レストランやショップなど、目的地の名前を言うと、無料で電話をつないでもらえるサービス。Google初の音声認識技術を使ったサービスとして、2007年にスタートした。
Googleは、同サービスを開発・運営することで、スマートフォン向けの音声検索機能や音声による命令アプリ「Voice Actions for Android」などの音声認識サービス開発の基礎を築くことができたという。Voice Actionsでは、GOOG-411と同様に音声での命令で電話をかけることが可能だ。
GOOG-411終了の理由として、複数言語に対応した次世代音声認識サービスの開発にリソースを集中させるためとしている。
スマートフォンを持っていないユーザーに対し、サービス終了後は従来のテキストメッセージによる電話番号案内か、Gmailの無料通話発信サービスを利用するよう勧めている。
関連記事
- Google、Gmailから普通電話への通話発信を可能に
Googleが、Gmailに普通電話や携帯電話への通話発信機能を追加した。国内通話は無料で、国際電話はSkypeよりも安い設定にする計画としている。 - Google、Android 2.2端末に音声で命令できる「Voice Actions for Android」をリリース
- BlackBerryとAndroid向けの「Google Voice」アプリ公開
- Google、電話で使う地域情報検索サービス正式スタート
「GOOG-411」は、フリーダイヤルに電話をかけて利用する音声ベースの地域情報検索サービス。PCやネット接続なしで利用できる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.