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米Yahoo!決算、Microsoftとの収益分配コストの影響で減収減益
米Yahoo!の1〜3月期決算は、ディスプレイ広告は好調だったが、Microsoftとの検索契約に基づく移行や収益分配に関連するコストがかさみ、減収減益となった。
米Yahoo!が4月19日(現地時間)に発表した第1四半期(1〜3月期)決算は、トラフィック獲得コスト(TAC)などを除く非GAAPベースの売上高が前年同期比6%減の10億6000万ドル、純利益は28%減の2億2000万ドル(1株当たり17セント)だった。売上高の減少は、主に米Microsoftとの検索契約による移行コストと収益分配によるものという。営業利益は1%増の1億9000万ドルで、粗利益率は発表されなかった。1株利益はThomson Reutersがまとめたアナリスト予測(1株当たり純利益が16セント)をわずかに上回った。
GAAPベースの売上高は24%減の12億1000万ドルだった。前年同期の売上高には、米VMwareへのZimbra売却による収入が含まれていた。
検索広告の売上高が19%減の3億5700万ドルだった一方、ディスプレイ広告が好調で前年同期比10%増の4億7100万ドルだった。アフィリエイトサイトの広告を含むその他の収入は10%減の2億3700万ドルとなった。(非GAAPベース)
今後の見通しについては、非GAAPベースの第2四半期の売上高を10億7500万〜11億2500万ドルとした。
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