IBM決算、ソフトウェア事業へのシフトが奏功し予想を上回る増益
米IBMが1月22日(現地時間)に発表した2012第4四半期(10~12月期)決算は、売上高が前年同期比0.6%減の293億400万ドル、純利益は同6.3%増の58億3300万ドル(1株当たり5.13ドル)だった。非GAAPベースの1株当たり純利益は5.39ドル。売上高、純利益ともにThomson Reutersがまとめたアナリスト予測(売上高が291億2000万ドル、非GAAPの1株当たり純利益が5.24ドル)を上回った。ハードウェア事業から利益率の高いソフトウェア事業にシフトしていることが奏功した。
非GAAPベースの営業利益は10%増の61億ドル、粗利益率は1.8ポイント増の51.8%だった。
売上高を部門別でみると、テクノロジーサービス部門は1.6%減の102億8400万ドル、ビジネスサービス部門は3.2%減の47億2000万ドル。ソフトウェア部門は3.5%増の79億1500万ドルだった。ハードウェアを扱うシステム&テクノロジー部門の売上高は0.7%減の57億6300万ドルだった。
地域別の売上高は、南北アメリカ地域は横ばい、EMEA(欧州、中東、アフリカ)5%減、アジア太平洋地域は4%増だった。OEM事業の売上高は5%減。
通年の売上高は前年比2.3%減の1045億700万ドル、営業利益は0.3%増の502億9800万ドル、純利益は4.7%増の166億400万ドル(1株当たり13.06ドル)だった。
バージニア(ジニー)・M・ロメッティ氏は、「2012年通年で、記録的な営業利益と1株当たり利益を達成した。われわれの第4四半期と通年の業績は、データ分析、クラウドコンピューティング、Smarter Planetなどの高価値製品にシフトする戦略の成果だ」と語り、2015年までに1株当たり利益20ドルを目指すとした。
同社は2013年通年の予測を、GAAPベースの1株当たり純利益を15.53ドル以上、非GAAPベースの1株当たり純利益を16.70ドルとした。
変更履歴:部門別売上高として、内国税収入を加算した数字を紹介しておりましたが、それを差し引いた値に修正しました。[2013/1/24 10:20]
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