ソフトバンクは11月1日、Googleのオリジナルスマートフォン「Pixel 3/3 XL」の発売セレモニーを「ソフトバンク銀座」(東京都中央区)で開催した。AppleのiPhone以外で発売セレモニーを行うのは異例。店頭に行列はなく、午前10時の販売開始とともに、Pixel 3/3XLを買い求める客が来店していた。
「ソフトウェア、ハードウェア、AI(人工知能)を掛け合わせた、無限の使い方ができるスマートフォンだ。ぜひテクノロジーを体感してほしい」──ソフトバンクの榛葉淳副社長(代表取締役 副社長執行役員 兼 COO)は報道陣に向けてそう話した。
「もっと写真が撮りたくなるスマートフォン」
Pixel 3/3 XLは、GoogleのAI技術を活用し、カメラで撮影した写真のベストショットをオススメする「トップショット」や、被写体の商品やランドマークをすぐに画像検索できる「Googleレンズ」などをいち早く使えるのが特徴。
榛葉副社長によると、事前に行ったユーザーアンケートで一番人気だった機能がGoogleレンズだったという。セレモニーに登壇したGoogleの岩村水樹専務執行役員CMOも、「AIを組み込むことで、これまでにない高性能なカメラを実現した。Pixelは、Googleの各サービスをベストな形で利用できる」とアピールする。
ソフトバンクは、人型ロボット「Pepper」を起用したPixel 3/3 XL単独のテレビCMを放送する他、各地のソフトバンクショップ店頭でPixel 3/3XLの看板を大きく掲げるなど、iPhone並の宣伝を行っている。
Pixel 3/3 XLは、Googleが企画・開発したAndroidスマートフォン。Pixel 3は5.5インチ、Pixel 3 XLは6.3インチのフレキシブル有機EL(OLED)ディスプレイを搭載する。最新のAndroid 9.0 Pieを採用し、最大3年間のOSアップデートが保証される。日本向けモデルは「FeliCa」に対応し、「おサイフケータイ」が使える。
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