AMD、Zen 3採用の「Ryzen 5000シリーズ」発表 シングルスレッド性能でもIntel第10世代超え
米AMDが、デスクトップPC向けプロセッサ「Ryzen 5000」シリーズを発表。アーキテクチャには「Zen 3」を採用し、最上位モデルではシングルスレッドでも米Intelの「Core i9-10900K」を上回るという。
米AMDは10月8日(現地時間)、第4世代「Ryzen」のデスクトップPC向けプロセッサ「Ryzen 5000」シリーズを発表した。アーキテクチャに新しい「Zen 3」を採用し、一部のモデルは他社の最上位を上回るパフォーマンスを発揮するという。11月5日に全世界で発売する。価格は299ドルから。
Zen 3はクロック当たりの処理命令数(IPC)を前世代機から最大19%向上。電力効率も改善し、L3キャッシュも倍増した。16コア/32スレッドの最上位モデル「Ryzen 9 5950X」は、シングルスレッドの性能でも米Intelの最上位モデル「Core i9-10900K」を上回るという。
AMDによれば、12コア/24スレッドの「Ryzen 9 5900X」でも、前世代機「Ryzen 9 3900XT」を平均で26%、Core i9-10900Kを平均7%(一部のゲーム)上回る性能を発揮する。
ラインアップはRyzen 9 5950X(799ドル)、Ryzen 9 5900X(549ドル)に加え、8コア/16スレッドの「Ryzen 7 5800X」(449ドル)、6コア/12スレッドの「Ryzen 5 5600X」(299ドル)。
次世代プロセッサを巡っては、競合のIntelが8日、デスクトップPC向け第11世代Coreプロセッサ(コード名:Rocket Lake)を2021年第1四半期に提供すると発表した。
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