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Googleの親会社Alphabet、ロボット用ソフト企業Intrinsic立ち上げ

AlphabetのX部門から新たな企業Intrinsicが誕生した。AI採用の産業ロボット用ソフトウェア開発に取り組む。WaymoやVerily同様、Alphabetの「Other Bets」として運営される。

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 米Googleの親会社、Alphabetは7月23日(現地時間)、産業ロボット用のソフトウェア開発に重点を置く新企業Intrinsicの立ち上げを発表した。自動運転のWaymo、ドローン宅配のWing、ヘルスケアのVerilyなどと同様に、X部門を卒業し、「Other Bets」部門に属す。

 intrinsic

 IntrinsicのCEO、ウェンディ・タン・ホワイト氏は公式ブログで「使いやすく、低コストで柔軟性の高いソフトウェアを開発」し、「企業、起業家、開発者のための産業用ロボットの生産性と経済的潜在力のロックを解除する」と語った。Intrinsicのチームは企業立ち上げまでの数年間、AlphabetのXプロジェクトとして、AIの自動知覚、深層学習、強化学習、動作計画、シミュレーション、力覚制御などを使って、高度なタスクをロボットに教育する方法を開発してきた。

 以下の動画は、「自動知覚、力覚制御、マルチロボット計画を使ってl家具を組み立てる(動画は高速化されている)」様子としてIntrinsicがYouTubeで公開したものだ。


 Googleが2013年に買収したロボット企業Boston Dynamicsは、2015年にAlphabet傘下になり、ロボット部門Replicantに統合されたが、2017年にやはり2013年に買収したSchaftとともにソフトバンクに売却された。

 Xプロジェクトには現在、ロボット関連プロジェクトとしては、人間の日常生活をサポートするよう誰もが教育できるロボットの開発に取り組む「Everyday Robot Project」がある。

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