2021年、企業が無償公開した新人エンジニア向け研修資料 機械学習やゲーム開発、AWS入門、数学などさまざま(2/2 ページ)
2021年も、さまざまな企業が自社の社内研修資料を無償公開したことが話題になった。2021年に無償公開した、企業の社内研修資料を取り上げた記事を紹介する。
ミクシィ、iOS/AndroidアプリやUnity開発などの資料
ミクシィは4月28日、iOS/Androidアプリの開発やゲームエンジン「Unity」を使ったゲーム開発が学べる内容の研修資料を公開した。スライドと動画がセットになっており、中には5時間を超えるものもある。
講師はスマホゲーム「モンスターストライク」の開発に関わったエンジニアなどが担当。「(動画なら)新卒以外も受講できるのでは」と考えて動画も公開した。「講師がコーディングを実演しながら進めることも多いので、講師の(作業)画面が見やすいことは大切」とメリットを説明する。
(関連記事:ミクシィの新卒エンジニア研修資料が話題 講師は「モンスト」エンジニアなど iOS/AndroidアプリやUnity開発などを公開)
freee、アクセシビリティーに関する研修資料
freeeは11月30日、どんな人でも同じようにサービスなどを使えるようにする考え方「アクセシビリティー」の研修資料を公開した。同社のITエンジニアやデザイナー、プロダクトマネジャー向けに作成したもので、採用活動の一環として公開したという。
新入社員向けに「スクリーンショットでテキストを共有すると、翻訳や単語検索がしにくくアクセシビリティーが悪い」といった基礎的な工夫を説明した資料や、アクセシビリティーが悪いUI/UXの例をまとめたページを閲覧できる。
(関連記事:「スクショで共有」はなぜだめなのか freeeがアクセシビリティー研修の資料を無償公開)
GMOペパボ、14時間分の機械学習の資料
GMOペパボは9月21日、同社の新人エンジニア研修資料を公開。内容は、座学と体験学習を組み合わせた、計14時間分の機械学習研修をまとめたものや、コンテナ技術、クラウドサービス、Webセキュリティ、フロントエンド、SPA(1つのWebページでアプリケーションを構成するSingle Page Application)、モバイルアプリ開発などの資料になる。
(関連記事:14時間分の機械学習教材も GMOペパボ、エンジニアの研修資料を公開)
米Amazon、従業員向けITセキュリティトレーニング
米Amazon.comは10月26日、同社従業員向けのITセキュリティに対する意識向上トレーニングの動画を公開した。音声は英語のみだが、字幕で日本語など16カ国語に対応する。
動画は全編合わせて15分程度。セキュリティ専門家とビデオディレクターが、映画のキャスティングオーディションで、出演希望者へセキュリティに関する質問を投げかける。その応募者が、問われたセキュリティを満たすような演技をするというストーリー。
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