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Twitter、11月の米中間選挙に向けた対策を発表
Twitterは、米国で11月に開催される米中間選挙に向けた対策を発表した。関連する不正確な投稿には正しい情報へのリンクラベルを表示する、候補者の公式アカウントに候補者であることを明示するなどだ。
米Twitterは8月11日(現地時間)、11月に開催される米中間選挙(上下両院議員の選挙)に先立って講じている様々な対策について説明した。
選挙関連の不正確な投稿に正しいコンテキストへのリンクを付ける
有害な誤解を招く情報、例えば、選挙に参加させないことを目的とするコンテンツや選挙結果に関する偽情報などに、信頼できる情報や役立つコンテキストへのリンクのラベルを追加する。ラベル付きのコンテンツは増幅されず、いいね!やシェアをしようとすると警告カードが表示される。
2021年末、誤解を招く投稿に警告ラベルを付けるテストをしたところ、クリックスルー率が17%増加し、エンゲージメントは大きく減少したという。
正しい選挙関連情報を見つけやすくする
正しい選挙関連情報を見つけやすくするため、投票の方法や投票所に関する情報をタイムラインで直接共有する他、「プレバンク」(誤情報を事前に暴露すること)を実施し、選挙専用タブを追加する。
さらに、米国上院議員、米国下院議員、または州知事に立候補し、総選挙の投票資格を得た候補者の指定された候補者アカウントのプロフィールに、候補者であることが分かる項目を表示する。
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