シリコンバレーから見た風景
Amazonが人を“運ぶ”時代が来る? ロボタクシー「Zoox」とは サンフランシスコでテスト車両を目撃(1/3 ページ)
シリコンバレーのIT企業に勤務する五島正浩さんが見た現地のテック動向を紹介する連載「シリコンバレーから見た風景」。第19回は、サンフランシスコの街並みに加わった“新メンバー”にスポットを当てます。
こんにちは。今回は最近気になるサンフランシスコのセルフドライビングカーの最新情報を紹介したいと思います。
これまでこの連載で取り上げてきたように、サンフランシスコではGM系CruiseとGoogle系Waymoが自動運転技術を使ったドライバーレスのロボタクシーサービスの商用化に向けて競い合っています。サンフランシスコに出かけるとCruiseやWaymoのテスト車両を頻繁に見かけます。
CruiseとWaymoの二大巨頭に加えて、最近サンフランシスコでの目撃する機会が増え、急に存在感が出てきたのが「Zoox」の車両です。そもそもZooxという会社をご存じでしょうか? 聞き慣れない名前かもしれませんが、親会社はなんとあのAmazonです。Amazonもロボタクシーの分野に参入しようとしているのです。
Amazon系ロボタクシー「Zoox」とは?
Zooxはスタンフォード大学で自動運転の研究をしていたJesse Levinson氏と、デザイナーで起業家のTim Kentley-Klay氏によって2014年に創業されました。シリコンバレーのフォスターシティにオフィスがあります。CruiseやWaymoと同じくセルフドライビングカーを使った配車サービスの実現を目指し、自動運転技術や車両の開発を行っています。2020年にAmazonに買収され、傘下となりました。
トヨタのハイランダーを使った公道でのテスト走行の歴史は長く、2017年ごろから始まっています。フォスターシティ、サンフランシスコ、ラスベガスに加えて最近Amazonのお膝元であるシアトルも加わりました。
だいぶ前からサンフランシスコでの目撃情報をネットで見かけることはあったのですが、残念ながら私が街中で遭遇することはありませんでした。テスト車両の数が少なかったのか、私の行動範囲とは異なるところでテストしていたのか。情報が少なかったため、どの辺りを走行しているのか見当が付きませんでした。
しかし、ここ3、4カ月くらい前から目撃情報が増えてきました。実際私もフォスターシティ近郊のフリーウェイを走行中に初めてZooxのテスト車両を見かけ、その後少ししてサンフランシスコの街中でも偶然見かけました。ちょうど同じ頃、Zooxがエンジニアを大量に採用していたので、実用化に向け開発を加速させるタイミングで公道のテスト走行も拡大したものと思われます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
シリコンバレーから見た風景
シリコンバレーでIT企業に勤務する五島正浩さんによる現地トレンドリポート。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
2
くら寿司、10%割引の“適用漏れ”を謝罪 レシート持参で返金へ ちいかわコラボのお詫び施策
-
3
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
4
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
5
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
Duolingoの新アイコンが「気持ち悪い」 世界のユーザーから「元に戻して」の声
-
8
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
9
大雨で「首都圏外郭放水路」稼働 濁流が“地下神殿”を満たすまでの動画公開 国交省
-
10
5年ぶりの「PEN」、OM SYSTEMロゴになって登場 EVFを搭載、初の防塵・防滴仕様に
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR