史上初、SFマガジンの表紙がAIイラストに 特集は「AIとの距離感」:NEWS Weekly Top10
ハヤカワ書房の月刊SF専門誌「SFマガジン」の2月号(12月23日発売/1320円)の表紙に、同誌史上初めて、AIイラストが載ることが発表された。
ITmedia NEWS Weekly AccessTop10
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ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は2022年12月10日から16日までの7日間について集計し、まとめた。
先週のアクセストップは、大阪メトロ新型車両にUSB Type-Aポートが採用されたことに関する記事だ。「最新車両なのになぜ最新のUSB Type-Cではなく、旧型のポートを採用するのか」と指摘する声がTwitterで拡散されたことを受けて、その理由を取材している。
2位には、2週連続で同じ記事が入った。ラクガキをAIに読み込ませたら、めちゃくちゃ美麗な絵ができてしまった……という内容だ。画像生成AIの進化は止まらず、年末にかけても話題が途切れそうにない。
史上初、SFマガジンの表紙がAIイラストに
そんな中、ハヤカワ書房の月刊SF専門誌「SFマガジン」の2月号(12月23日発売/1320円)の表紙に、同誌史上初めて、AIイラストが載ることが発表された。UXデザイナーで、AIイラストに造詣が深い深津貴之さんが生成した“イケてるサイバー野郎”のイラストだ。
深津さんは、「Pythonで総当たりコードを書き、何日もPCまわして数千枚ぐらい生成して絞り込んだ」という。
表紙に描かれたサイボーグは、まるで工場と人の顔が混じったようなデザインだ。金属のチューブやガラス球のようなものと、人間の鼻や唇が組み合わさっている。
同誌には、小説家の野崎まど(※崎はたつさき)さんが文章を書き、深津貴之さんがAIで生成したイラストを組み合わせた“AI絵本”や、AIとの距離感をテーマにした小説も収録。小説生成ツール「AIのべりすと」をプロの作家(小川哲さん、柴田勝家さん)が使った掌篇なども掲載されるという。
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